2024/11/17 更新

お知らせ

 

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オオシロ ムギヒト
大城 麦人
OSHIRO MUGIHITO
所属
農学研究院 生命機能科学部門 助教
農学部 生物資源環境学科(併任)
生物資源環境科学府 生命機能科学専攻(併任)
職名
助教
連絡先
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プロフィール
微生物コミュニティの安定性や機能に興味を持っています。現在は自然発酵パン種を研究対象にしています。自然発酵の初期に乳酸菌と酵母から成る微生物コミュニティが形成され、コミュニティの構成メンバーが日数とともに入れ替わるメカニズムを研究しています。このメカニズムの解明は、食品発酵に関わる複合微生物系のデザインや制御を実現するための知識基盤になると考えています。  複合微生物系の研究では、複合微生物系を解析・分析する手法の開発も重要と考えています。現在は定量的な細菌叢解析法について研究しています。その他、数理モデルについても研究しています。  これらの研究で得られた知見を土壌環境の微生物に応用していく予定です。
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学位

  • 博士(農学)

経歴

  • 山崎製パン株式会社中央研究所 研究員

    山崎製パン株式会社中央研究所 研究員

研究テーマ・研究キーワード

  • 研究テーマ:発酵食品をモデルにした複合微生物系の研究 内容 1. 複合微生物系の形成メカニズム 2. 複合微生物系の定量的研究手法 3. 種や種内の多様性と培養生理 主なスキル ・微生物培養(純粋培養、共培養、回分、継代、流加) ・GCやLCを用いた微生物関連物質の定量法立ち上げ ・培養依存的/非依存的な環境中微生物の定量 ・16S rRNA遺伝子アンプリコン解析による細菌叢の解析と妥当性評価 ・Lotka-Volterra方程式を用いた微生物動態のモデル化 ・代謝シミュレータによる解糖系代謝のin silico解析

    研究キーワード:伝統食品、複合微生物、動態、コミュニティアッセンブリ

    研究期間: 2022年4月

受賞

  • 令和5年度日本農芸化学会西日本支部奨励賞

    2023年12月   日本農芸化学会西日本支部   伝統的パン種をモデルにした微生物叢の動態に関する研究

  • 第1回生物工学若手賞

    2022年6月   公益社団法人 日本生物工学会   乳酸菌研究の異分野融合と複合微生物工学アプローチ

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    生物工学分野で活躍する若手研究者に授与

  • 第28回生物工学論文賞

    2020年9月   公益社団法人 日本生物工学会  

論文

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書籍等出版物

  • 日本生物工学会100年史(分担:環境分野に関連したバイオによるこれからのモノづくりについて)

    @田代幸寛, @大城麦人( 担当: 共著)

    日本生物工学会  2022年11月 

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    担当ページ:p51-p53   記述言語:日本語   著書種別:一般書・啓蒙書

    DOI: https://www.sbj.or.jp/centennial_publication/

講演・口頭発表等

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MISC

  • 伝統的パン種の微生物多様性と動態 招待

    大城麦人

    日本醸造協会誌   119 ( 8 )   413 - 422   2024年8月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • 乳酸菌研究の異分野融合と複合微生物工学アプローチ(生物工学若手賞受賞記事)

    @大城麦人

    生物工学会誌   2023年4月

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    記述言語:日本語  

    DOI: https://doi.org/10.34565/seibutsukogaku.101.4_160

  • 微生物叢と化学成分の2か月に渡る緻密な追跡によるサワードウの継代過程の実態解明

    大城 麦人, 田中 優, 百田 理恵, 善藤 威史, 中山 二郎

    生物工学会誌   2021年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: https://doi.org/10.34565/seibutsukogaku.99.2_72

  • Diversity and dynamics of sourdough lactic acid bacteriota created by a slow food fermentation system. 査読

    Mugihito Oshiro, Takeshi Zendo, Jiro Nakayama

    Journal of bioscience and bioengineering   2020年12月

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.1016/j.jbiosc.2020.11.007

  • ルヴァン種乳酸菌叢の種レベル一斉定量法の開発

    大城麦人

    公益財団法人飯島藤十郎記念食品科学振興財団 2023年度年報   39   2024年10月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語  

  • (紹介記事、日本乳酸菌学会大会若手優秀発表賞)自然発酵パン種「サワードウ」の微生物叢変化の実態とメカニズム解明に向けて

    大城麦人

    日本乳酸菌学会誌   2021年3月

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    記述言語:日本語  

  • デザインドバイオマスによるバイオプロセスの開発:乳酸からのブタノール生産

    田代幸寛, 大城麦人, 花田克浩, 園元謙二

    第62回生物工学会大会 (2010) トピック集   2010年10月

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    記述言語:その他  

  • アセトン・ブタノール発酵における新バイオディーゼル燃料の生産

    大城 麦人, 田代 幸寛, 園元 謙二

    廃棄物学会誌 = Waste management research   2008年11月

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    記述言語:日本語  

    バイオディーゼル燃料 (BDF) ヘブタノールを添加することで, 流動点が下がり, 燃焼効率が向上する。アセトン・ブタノール (ABE) 発酵を用いたバイオブタノール生産は, 基礎から応用まで幅広く研究されている。これまで, 種々のABE生産菌が分離され, 標準株ではその代謝経路が明らかとなっている。サゴデンプン廃液などの生物系廃棄物の利用はコスト面で優位であり, これらを原料としたABE発酵が行われた。また, 抽出剤として植物油脂のBDFを用いた抽出発酵が試みられ, 効率的なブタノール生産と高性能なブタノール添加BDF生産が実現された。さらに, 種々の培養法を用いて, 高速高効率的なブタノール生産システムが開発された。その他, 遺伝子工学的手法を用いた高ブタノール生産菌の分子育種や, バイオインフォマティクスを利用した代謝解析も行われている。

  • 廃棄物からのバイオブタノールの製造と高効率生産システムの開発 (小特集 バイオ燃料の製造技術の開発)

    田代 幸寛, 大城 麦人, 園元 謙二

    分離技術   2008年8月

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    記述言語:日本語  

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産業財産権

特許権   出願件数: 1件   登録件数: 0件
実用新案権   出願件数: 0件   登録件数: 0件
意匠権   出願件数: 0件   登録件数: 0件
商標権   出願件数: 0件   登録件数: 0件

所属学協会

  • International Society for Microbial Ecology

    2024年10月 - 現在

  • 日本乳酸菌学会

    - 現在

  • 日本土壌微生物学会

    - 現在

  • 日本土壌肥料学会

    - 現在

  • American Society for Microbiology

    - 現在

  • 日本農芸化学会

    - 現在

  • 日本生物工学会

    - 現在

  • 日本微生物生態学会

    - 現在

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学術貢献活動

  • 第30回日本生物工学会九州支部宮崎大会 座長

    役割:パネル司会・セッションチェア等

    日本生物工学会九州支部  2024年12月

  • 日本農芸化学会2024年度西日本支部大会(座長)

    役割:パネル司会・セッションチェア等

    日本農芸化学会西日本支部  2024年9月

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    種別:学会・研究会等 

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  • 日本土壌肥料学会2024年度福岡大会 運営委員

    役割:企画立案・運営等

    一般社団法人 日本土壌肥料学会  ( 福岡国際会議場 ) 2024年9月

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  • 日本乳酸菌学会2024年度大会(座長)

    役割:パネル司会・セッションチェア等

    日本乳酸菌学会  ( 麻布大学 ) 2024年7月

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    種別:大会・シンポジウム等 

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  • 第61回化学関連支部合同九州大会 優秀発表賞審査員(生物化学・農芸化学)

    第61回化学関連支部合同九州大会  ( 北九州国際会議場(北九州市) ) 2024年6月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 第29回日本生物工学会九州支部福岡大会(2023)実行委員

    日本生物工学会九州支部  ( 九州大学 病院キャンパス ) 2023年12月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 日本微生物生態学会 第36回大会 座長

    日本微生物生態学会  ( アクトシティ浜松 ) 2023年11月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 第28 回 日本生物工学会九州支部 佐賀大会(2022)座長

    日本生物工学会九州支部  ( 佐賀大学 ) 2022年12月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 日本食品保蔵学会誌

    役割:査読

    2024年4月 - 2024年12月

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    種別:査読等 

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  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2023年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:4

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2022年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:2

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2021年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:3

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • パン種自然発酵における微生物叢の規則的変遷の原理解明

    研究課題/領域番号:23K13873  2023年 - 2024年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 食品中の多様な乳酸菌種を一斉かつ精確に定量する16S メタゲノム 法の確立

    2024年7月 - 2025年6月

    公益財団法人 三島海雲記念財団  2024 年度 【自然科学部門】個人研究奨励金

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    担当区分:研究代表者  資金種別:寄附金

  • 内部標準を用いた定量的な乳酸菌叢解析法の開発(東京農業大学生物資源ゲノム解析拠点 公募型共同研究)

    2024年4月 - 2024年9月

    共同研究

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    担当区分:研究代表者  資金種別:その他産学連携による資金

  • 食腸育 国際共著

    2024年4月

    九州大学(日本) 

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    担当区分:研究分担者 

    九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 健康クラスター 食腸育モジュール

  • 「積水化学 自然に学ぶものづくり」研究助成プログラム(2023.10~2024.09)/伝統発酵食に学ぶ、微生物の共生社会のデザインによるものづくり基盤の構築

    2023年

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    資金種別:寄附金

  • 学術研究助成金(個人研究)/ルヴァン種乳酸菌叢の種レベル一斉定量法の開発

    2023年

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    資金種別:寄附金

  • 土壌環境微生物学研究室でのスタートアップ

    2022年

    農学研究院若手教員支援事業 スタートアップ研究支援

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    担当区分:研究代表者  資金種別:学内資金・基金等

  • Understanding the underlying mechanisms of microbial community dynamics using Lotka-Volterra modeling of sourdough microbial assemblage

    2022年

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    担当区分:研究代表者  資金種別:学内資金・基金等

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教育活動概要

  • 2024年度 学部教育
    応用生命化学実験, 微生物学基礎実験, Microbiology(国際コース), 生物解析・機器分析法I, 実地見学, 卒業論文指導, 自然科学総合実験(生物, 基幹教育)

    2024年度 学府教育
    微生物生産工学特論, システム生物工学プロジェクト演習, 修士論文指導

担当授業科目

  • システム生物工学プロジェクト演習(生物機能科学専攻システム生物工学講座)

    2024年12月 - 2025年2月   冬学期

  • 微生物学基礎実験(応用生命化学分野)

    2024年12月 - 2025年2月   冬学期

  • 自然科学総合実験(生物)

    2024年10月 - 2024年12月   秋学期

  • Microbiology (国際コース)

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 実地見学(応用生命化学分野)

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 微生物生産工学特論(修士、生命機能科学専攻)

    2024年4月 - 2024年6月   春学期

  • 生物解析・機器分析法I

    2024年4月 - 2024年6月   春学期

  • 応用生命化学実験(生物化学実験担当、応用生命化学分野)

    2024年4月 - 2024年6月   春学期

  • システム生物工学プロジェクト演習(生物機能科学専攻システム生物工学講座)

    2023年12月 - 2024年2月   冬学期

  • 微生物学基礎実験(応用生命化学分野)

    2023年12月 - 2024年2月   冬学期

  • Microbiology (国際コース)

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 微生物生産工学特論(修士、生命機能科学専攻)

    2023年4月 - 2023年6月   春学期

  • 応用生命化学実験(生物化学実験担当、学部3年応用生物科学コース応用生命化学分野)

    2023年4月 - 2023年6月   春学期

  • 生物解析・機器分析法I

    2023年4月 - 2023年6月   春学期

  • システム生物工学プロジェクト演習(生物機能科学専攻システム生物工学講座)

    2022年12月 - 2023年2月   冬学期

  • Microbiology (国際コース)

    2022年4月 - 2022年6月   春学期

  • 応用生命化学実験(生物化学実験担当、学部3年応用生物科学コース応用生命化学分野)

    2022年4月 - 2022年6月   春学期

  • 微生物生産工学特論(生命機能科学専攻)

    2022年4月 - 2022年6月   春学期

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FD参加状況

  • 2023年11月   役割:参加   名称:農学研究院FD 遺伝子組換え実験の安全管理について

    主催組織:部局

  • 2022年12月   役割:参加   名称:全学FD 電子教材著作権講習会

    主催組織:全学

  • 2022年4月   役割:参加   名称:令和4年度 第1回全学FD(新任教員の研修)The 1st All-University FD (training for new faculty members) in FY2022

    主催組織:全学

他大学・他機関等の客員・兼任・非常勤講師等

  • 2022年  別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科 (醸造・発酵産業論)  区分:非常勤講師  国内外の区分:国内 

    学期、曜日時限または期間:2022年11月1日(火) 10時40分~12時10分 (講義名:パンと微生物のはなし)

海外渡航歴

  • 2024年8月

    滞在国名1:モンゴル国   滞在機関名1:Mongolian University of Life Sciences

学内運営に関わる各種委員・役職等

  • 2023年4月 - 2024年3月   研究院 助教会代議員

  • 2022年4月 - 2023年3月   学府 令和4年度生物資源環境科学府の学生相談員(生命機能科学部門システム生物工学講座 担当)