九州大学 研究者情報
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池上 啓介(いけがみ けいすけ) データ更新日:2023.11.17





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ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/keisuke-ikegami
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/lrmb/
代謝・行動制御学分野HP .
電話番号
092-802-4598
就職実績-他大学
就職実績有, 2010年4月-2013年3月  JSPS 特別研究員(DC1)
2013年4月-2018年3月  近畿大学医学部 解剖学教室 助教
2018年4月-2020年12 月 愛知医科大学医学部 生理学講座 助教
2021年1月-2023年3月  愛知医科大学医学部 生理学講座 講師
取得学位
博士(農学)(農博第1105号)名古屋大学
学位取得区分(国外)
あり 学士 修士 博士
専門分野
時間生物学、動物生理学
ORCID(Open Researcher and Contributor ID)
0000-0001-5606-3965
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
  地球が自転している影響で、地球に生息する多くに生物は約24時間周期で刻まれる概日時計(体内時計)を持ち、重要な生理機能を環境の日内変動に適応させています。脳内の視交叉上核と呼ばれるマスター時計がホルモンおよび神経経路を介して全身のリズム調節を統御しています。さらにこの時計は地球の公転によって生じる日照時間(日長)の読みよりに非常に重要です。この時計調節および測時の巧みな仕組みや、その仕組みの破綻による様々な影響を理解することは、家畜・家禽の生産性の向上だけでなく、環境の影響を受ける疾病の治療法の開発など現代社会が抱える様々な課題に対してブレイクスルーに繋がることが期待できます。
 現在、マウスや細胞およびBIG データを用いて医学的、行動学、分子生物学的、組織学的、生理学的、機能学的、およびデータサイエンス技術を駆使して、失明率第一位の緑内障の原因となる眼圧(目の内圧)が日内変動する分子メカニズムの世界に先駆けた解明や生活習慣との関係解明、および医学への応用を目指ています。
 また、睡眠ホルモンとして知られる松果体のメラトニンは体内リズム調節だけでなく、昼行性夜行性ともに夜間分泌され季節の測時機構における重要性は分かっています。しかし、それ以外の生理機能への影響は良く分かっていません。さらにメラトニン以外の松果体液性因子も合成されているにもかかわらずそれらの機能もよく分かっていません。そこでメラトニン産生の有無を比較検討しやすいマウス系統を用いて、体内時計、神経発達、行動、情動・気分、知覚機能に及ぼす松果体の生理機能制御の全容を解明することを目指しています。

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。