九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動 病院臨床活動
内海 健(うちうみ たけし) データ更新日:2016.08.19

准教授 /  医学研究院 基礎医学部門 臨床検査医学


大学院(学府)担当

学部担当



電子メール
ホームページ
http://www.med.kyushu-u.ac.jp/cclm/
臨床検査医学講座の概要 .
電話番号
092-642-5750
FAX番号
092-642-5772
取得学位
医学博士 
専門分野
生化学、分子生物学,検査医学、臨床化学
活動概要
ミトコンドリアDNAはATPを合成する電子伝達系サブユニットをコードし、細胞が正常な機能を保って存在するために必須のゲノムである。ミトコンドリアは細胞内最大の活性酸素発生部位であり、そこに存在するミトコンドリアDNAは非常に強い酸化障害を受ける環境下であり、ミトコンドリアDNA変異が癌などの疾患の発症と転移、さらには個体の老化にも重要な役割を果たしているとの概念が認められている。
ミトコンドリア DNAの複製、転写、翻訳に関与する遺伝子について、その機能解析を進めている。具体的にはミトコンドリアリボソーム結合して翻訳を調整するERAL1 遺伝子、RNA結合のLRP130遺伝子に焦点を絞って研究を進めている。機能解析としてはsiRNA導入による遺伝子発現低下時のミトコンドリア機能(膜電位、活性酸素の発生、)細胞の生存、細胞周期を測定し機能評価する
(2) CSD (Cold shock domain) ファミリー蛋白は、大腸菌からヒトまで高度に保存された約78アミノ酸からなる核酸結合ドメインをもち、多くの増殖細胞で発現するユビキタス蛋白である。CSDファミリー蛋白は核酸に強く結合し、転写、翻訳調節、RNAの分子Chaperon機能を通じて、細胞の外界ストレスに対する防御基点としての役割が明らかにされつつある。
本研究では(1)YB-1 のノックアウトマウスを作製しその機能を明らかにした。ホモのYB-1ノックアウトマウスは胎生致死であった。(2)YB-1の発現はin situ hybridization法によりマウス胎児のほぼ全身に発現していた。(3)YB-1はミトコンドリアの外膜に結合し翻訳に関与することを明らかにした。(4)YB-1ノックアウトの線維芽細胞を作製したところ、YB-1 siRNAを用いた実験でも細胞増殖の低下を認めた。YB-1siRNA導入により、EF-1の発現が上昇していることを確認した。このことはYB-1が細胞増殖に深く関わることが示唆された。YB-1は翻訳レベルで種々の蛋白の発現に影響を及ぼすことを示唆する。さらに、(5)YB1は種々のマイクロRNAを保持することを明らかにした。このことは癌でYB1が、新しい薬剤設計の基盤となる分子標的になりうることが示唆された。
(6) ミトコンドリアマトリックスタンパクp32の機能解析 個体レベルから分子レベルまでの解析を行い、細胞内小器官のミトコンドリアがいかに細胞、及び個体に影響を与えるかを検証する

九大関連コンテンツ