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大嶋 孝志(おおしま たかし) データ更新日:2017.09.08

教授 /  薬学研究院 創薬科学部門 生命薬学


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名

アイソトープ総合センター病院地区実験室及びアイソトープ総合センター病院地区学生実習室運営委員会委員長及び室長 , 大学院薬学研究院附属産学官連携創薬育薬センター(グリーンファルマ研究所)


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電話番号
092-642-6650
取得学位
博士(薬学)
専門分野
有機合成化学、触媒化学、グリーン・サステイナブル ケミストリー
活動概要
私たちの研究分野では、人類にとって必要な医薬品などの機能性分子を、地球環境に優しい方法で供給する「環境調和型触媒反応」を開発し、それらの反応を鍵反応とすることで、実際に様々な生物活性天然物や医薬品の効率的な合成を行い、化学・薬学の分野に貢献することを目的に研究を行っています。これらの目的を達成するためには、様々な分野の知識と経験が必要ですが、特に「有機化合物の合成力」と「金属錯体の合成力」を両輪に研究・教育を行っています。

不活性な官能基を反応に利用するためには、これまで等モル量以上の試薬を用いて活性化基へと変更することが必要でしたが、不活性な官能基を触媒によって選択的に活性化することができれば、活性化の工程や、反応性の高い官能基の保護・脱保護の工程を省くことができ、アトムエコノミーに優れた「環境に優しい」反応を開発することができます。これまでに亜鉛クラスター錯体、白金錯体、ロジウム錯体などが、エステル交換反応、水酸基の直接置換反応、直接的アルキニル化反応などに高い反応性と選択性を有することを見出しています。また、穏和な条件での強固なアミド結合の切断反応の開発などの非常にチャレンジングな研究テーマにも取り組んでいます。
さらに優れた触媒を開発し、様々な「環境調和型触媒反応」を創製することを目指して、研究員一同、全力で研究に取り組みます。

(代表的な研究項目)
1. 触媒制御による不活性官能基の選択的活性化
不活性な官能基を反応に利用するためには、これまで等モル量以上の試薬を用いて活性化基へと変更することが必要でしたが、不活性な官能基を選択的に活性化する触媒を開発することができれば、活性化の工程や、反応性の高い官能基の保護・脱保護の工程を省くことができ、アトムエコノミーに優れた「環境に優しい」反応を開発することができます。これまでに亜鉛クラスター錯体、白金錯体、ロジウム錯体がそれぞれエステル基、水酸基、アルキニル基の選択的な活性化に優れた触媒活性を有することを見出しています。今後さらに優れた触媒を開発し、様々な「環境調和型触媒反応」を創製することを目指しています。
2. 多段階連続触媒反応を用いた天然物の全合成
ドミノ反応に代表される連続反応は、反応工程を大幅に削減することを可能にするステップエコノミーに優れた方法です。私たちは、これまで多段階連続反応を鍵とすることで、種々の天然物の効率的合成法を開発することに成功してきましたが、さらに「環境調和型触媒反応」を連続化する次世代の「多段階連続触媒反応」を開発することを目指し研究に取り組んでいます。
3. 分子標的抗がん剤の創薬研究
アカデミック発の創薬シーズ開発を目的として、抗がん剤等の創薬研究を共同研究として行っています。今後、グリーンケミストリーと創薬化学の融合を目指した研究も推し進めていきたいと思っています。

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