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大嶋 孝志(おおしま たかし) データ更新日:2019.06.26

教授 /  薬学研究院 創薬科学部門 生命薬学


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名

アイソトープ総合センター病院地区実験室及びアイソトープ総合センター病院地区学生実習室運営委員会委員長及び室長 , 大学院薬学研究院附属産学官連携創薬育薬センター(グリーンファルマ研究所)


電子メール
ホームページ
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/professor/oshima.html
九州大学HP「先生の森」大嶋孝志 .
電話番号
092-642-6650
就職実績-他大学
就職実績有, 平成11年7月〜平成17年3月 東京大学大学院薬学系研究科 助手
平成17年4月〜平成19年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科 助教授
平成19年4月〜平成22年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科 准教授
就職実績-民間機関等
就職実績有, 平成 8年4月〜平成 9年5月 大塚製薬株式会社
平成 9年5月~平成11年3月 米国スクリプス研究所 博士研究員
平成 11年4月~平成11年6月 科学技術振興事業団(CREST) 博士研究員
取得学位
博士(薬学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
有機合成化学、触媒化学、グリーン・サステイナブル ケミストリー
ORCID(Open Researcher and Contributor ID)
0000-0001-9817-6984
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年11ヶ月
活動概要
私たちの研究分野では、人類にとって必要な医薬品などの機能性分子を、地球環境に負荷をかけることなく実用レベルで供給する「環境調和型触媒反応」を開発し、実際に様々な生物活性化合物などの合成を行い、化学・薬学の分野に貢献することを目的に研究を行っています。これらの目的を達成するためには、様々な分野の知識と経験が必要ですが、特に「有機化合物の合成力」と「金属錯体の合成力」を両輪に研究・教育を行っています。
以下に代表的な研究項目を示します。

1. 触媒制御による低活性官能基の選択的活性化と化学選択性の触媒制御
 反応性の低い官能基を反応に利用するためには、これまで等モル量以上の試薬を用いて活性化基へと変更することが必要でしたが、これらの官能基を触媒によって直接、選択的に活性化することができれば、活性化の工程や、反応性の高い官能基の保護・脱保護の工程を省くことができ、原子効率に優れた「環境に優しい」反応を開発することが可能となります。私たちはこれまでに、亜鉛クラスター触媒、白金-DPEphos触媒、ロジウム-Phebox触媒、銅触媒、そして鉄触媒などを用いた、新規環境調和型触媒反応の開発に成功しています。例えば、ケチミンへの求核付加反応は、従来活性化基によってケチミンを活性化する(C=N-“活性化基”)事が必要でしたが、我々は複数の機能を有する「協奏機能触媒」を用いることで、これまで基質として用いられてこなかったNH-イミン(C=N-H)への触媒的不斉求核付加反応の開発に成功しました。また、カルボン酸等価体の触媒的なα位アミノ化反応の開発(αアミノ酸の新たな合成法)、強固なアミド結合の温和な条件での触媒的切断反応の開発などに成功しています。
2. 天然物の環境調和型合成プロセスの開発
 上記で開発した環境調和型触媒反応を駆使することで、必要とされる重要生物活性化合物を、環境に優しい方法で、しかも実用的に合成することが可能となります。これまでにも種々の天然物の効率的合成法を開発することに成功してきました。例えば、脳神経科学の研究で必要なカイニン酸の不斉全合成プロセスの世界最短工程での全合成に成功しました。現在は、フロー合成などの先端技術を駆使して、このような高付加価値化合物を、限られたスペースの中でも実用的に供給するための方法の開発に取り組んでいます。
3. グリーンファルマ創薬研究
アカデミック発の創薬シーズ開発を目的として、抗がん剤や鎮痛薬等の創薬研究を共同研究として行っています。今後、グリーンケミストリーと創薬化学の融合を目指したグリーンファルマ研究をさらに推し進めていきたいと思っています。

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