九州大学 研究者情報
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鈴木 隆子(すずき たかこ) データ更新日:2019.06.24

准教授 /  言語文化研究院 国際文化共生学部門 国際共生学講座


大学院(学府)担当

人間環境学府 教育システム専攻 教育社会計画学講座

その他の教育研究施設名

ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター


電子メール
電話番号
092-802-5719
就職実績-他大学
就職実績有, 名古屋大学 (助教)
神戸大学(助教)
就職実績-民間機関等
就職実績有, 国際協力機構ザンビア国企画調査員(教育分野援助協調)
取得学位
教育開発学博士(Ph.D in Education and Interantional Development, University of London)
専門分野
国際教育開発、国際教育協力、国際援助政策
活動概要
 専門は国際教育開発で、持続可能な開発目標に即し、万人のための教育を促進するため、途上国農村を中心とした初等教育が課題である地域の教育の質の向上に貢献すべく政策研究を行っている。主にアフリカ、南アジア、南米の農村の小学校において現地調査を行い、文化や環境に即した質的な調査を基にした研究を行っている。初等教育を対象にする理由は、もともと初等教育専攻であることと、中等教育以上は各国政府の責務であると考えているが、初等教育は基本的人権であるという考えの下、地球のどこに生まれようともすべての子供が最低4年の教育を受けれるようにすることは、地球市民の役割であると考えているからである。
 その原点は、ブラジルに日本語教師ボランティアとしてJICAから派遣されたことに遡る。そこで様々なレベルの児童を対象とした授業を行う現状の困難さと、そうならざるを得ない開発途上国の農村の環境条件を目の当たりにして、国際開発学を学ぶ決意をし、名古屋大学大学院国際開発研究科に進学した。廣里恭史教授の指導を受けて教育開発の基礎と現地調査手法並びに分析法を修得し、修士課程在籍中のユネスコのバンコク事務所でのインターンを経て、ミャンマーにおけるユネスコ教育プロジェクトにかかわり、ミャンマーの農村の小学校におけるコミュニティ参加が教育に及ぼす影響について、マグウェイ郡の農村に2週間滞在して現地調査を実施して研究を行った。
 その後ロンドン大学教育研究所(現UCL)において博士後期課程に進み、Angela W Little教授の指導を受けて博士論文を執筆した。DFIDの研究プロジェクトMultigrade Teaching Project(複式学級プロジェクト)に参加し、スリランカ、ペルー、ベトナムを担当するチームメンバーと共に自分自身はネパールを担当し、ネパールの複式学級について研究した。ネパールに2年間滞在して、政策から漏れて現状が把握しにくい複式学級の現状を浮き彫りにし、複式学級対象の短期教員研修の評価を行った。
 ロンドン大学修了後は、JICA専門家としてアフリカ南部のザンビアに赴任し、援助協調の進むザンビア教育省や援助機関と共に合同政府としてザンビアの教育政策に知的貢献した。同時に、JICAのザンビアに対する教育援助方針案の作成及びJICA教育案件を立案策定した。
 帰国後は名古屋大学国際開発研究科、神戸大学国際協力研究科を経て九州大学に着任し、主に南米コロンビアにおける初等教育や複式学級に関する研究を実施してきた。それは、実践の主体は現地の人間であるべきであり、アウトサイダーはあくまで補助の立場であるべきだという考えから、現地主体の世界的に有名なグッドプラクティスであるコロンビアのエスクエラヌエバプログラムを対象とし、コロンビアの関係者を主体とした国際研究チームプロジェクトを実施してきたからである。コロンビアのコーヒープランテーション地域において、小学校の卒業生に対する非認知領域(自律学習、自尊心、市民性)の評価を行った。
 コロンビアのプロジェクトは2018年度で終了したため、現在は仏領ニューカレドニアを対象にした教育と植民地主義に関する研究や、日本の学制以前の複式学級運営に関する歴史的研究を実施している。ミレニアム開発目標から異なり、持続可能な開発目標は途上国だけでなく世界全体が対象なので、私の関心も開発途上国から世界全体へと拡大しており、特に日本の教育に関心を寄せている。

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