九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
神野 達夫(かんの たつお) データ更新日:2017.05.25

教授 /  人間環境学研究院 都市・建築学部門 構造防災系


大学院(学府)担当

学部担当

役職名

人間環境学研究院 副研究院長
人間環境学府 副学府長


電子メール
電話番号
092-642-3331
FAX番号
092-642-3331
取得学位
博士(工学)
専門分野
地震工学、地震防災学
活動概要
本来建物は自然の猛威から我々を守るシェルターの役目を持っていますが、地震の揺れ、すなわち地震動によって、ひとたび倒壊すると、人の命を奪う凶器になります。建物を凶器に変えないためには、建物を地震動に対して強く造るということだけでなく、建物にとっての敵である地震動そのものをよく知ることも重要です。特に地震動は地盤によって大きく変化することが知られていますので、地震動を知るには、地盤の把握がカギとなります。そこで、私の研究室では、地震動ならびにそれに大きな影響を与える地盤に関する様々な課題の解決やそのための技術の開発に取り組んでいます。

このような研究では、観測された事実から知見を見出すことが重要です。地震観測データは、自分で観測する場合もありますが、1995年の阪神淡路大震災を契機に防災科学技術研究所のK-NETに代表されるような地震観測網が整備され、データが公開されていますので、これを最大限に活用します。また、地震記録だけでなく、交通振動や海の波浪といった様々なものを振動源とする地面の微小な振動(微動)も、実際にフィールドにおいて観測し、利用しています。

最近のフィールドの一つに、平成28年4月に発生した熊本地震の被災地があります。隣県で発生したこの地震では、益城町で震度7を2回観測し、甚大な被害が生じました。残念ながら、建物が人の命を奪う凶器になってしまったのです。私の研究室では、4月14日の地震発生直後から、被災地に入り、多くの研究者の方々と協働して、被害状況の調査や地震動特性の把握のための余震観測、地盤構造調査のための微動観測などを行い、得られたデータの分析から今後の地震被害の軽減に資する知見を得るために様々な研究を進めています。

九大関連コンテンツ