(1) 地域高齢化に関する社会学的研究
(2) 地域福祉に関する社会学的研究
(3) 過疎地域に関する社会学的研究
キーワード:地域社会、コミュニティ、高齢社会、過疎地域、人口減少、地域福祉社会学
2009.10~2029.03.
高野 和良(たかの かずよし) | データ更新日:2023.11.22 |
主な研究テーマ
従事しているプロジェクト研究
災害リスク時における社会福祉法人およびNPO法人の社会貢献のあり方に関する調査研究
2016.10~2017.09, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 公益財団法人日本証券奨学財団
災害リスク時に、社会福祉法人やNPO法人などの非営利法人の役割とは何か。これまで、地震災害時などには、学校や大学、公共機関が避難所になったが、社会福祉法人の経営する特別養護老人ホームや障害児施設、保育園などが、避難所やリスク対応に乗り出すことは、あまりなかった。ましてや、そうした施設をもたないNPO法人などの非営利法人は、災害リスク時には、その役割がみえにくかった。しかし、今後は、非営利法人のネットワークこそが、災害時のリスク対策にも、重要な役割を果たすことになるに違いない。
そこで、今回、熊本大地震のあとの、熊本県や福岡県の社会福祉法人やNPO法人の活動をフォローしながら、非営利法人(社会福祉法人・生協・JA・NPO等)の社会的な役割や社会貢献のあり方についての、新たな実践および理論モデルを構築することをめざす。.
2016.10~2017.09, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 公益財団法人日本証券奨学財団
災害リスク時に、社会福祉法人やNPO法人などの非営利法人の役割とは何か。これまで、地震災害時などには、学校や大学、公共機関が避難所になったが、社会福祉法人の経営する特別養護老人ホームや障害児施設、保育園などが、避難所やリスク対応に乗り出すことは、あまりなかった。ましてや、そうした施設をもたないNPO法人などの非営利法人は、災害リスク時には、その役割がみえにくかった。しかし、今後は、非営利法人のネットワークこそが、災害時のリスク対策にも、重要な役割を果たすことになるに違いない。
そこで、今回、熊本大地震のあとの、熊本県や福岡県の社会福祉法人やNPO法人の活動をフォローしながら、非営利法人(社会福祉法人・生協・JA・NPO等)の社会的な役割や社会貢献のあり方についての、新たな実践および理論モデルを構築することをめざす。.
過疎地域の生活構造分析による人口減少に対応する地方社会モデルの再構築
2016.04~2019.03, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 日本学術振興会
本研究の目的は、人口減少社会に対応し得る総合的な社会モデルの再構築を行うことである。
具体的には、著しい人口減少を経験した九州の山村・離島地域を対象とした生活構造分析により、住民の生活実態の動態的な把握を目指すものである。生活構造とは個々人が社会構造にアクセスするパタンの総体であるが、本研究では、これを4つのアスペクトから考える。すなわち、時間アスペクト、空間アスペクト、社会関係アスペクト、経済アスペクトである。これらを交差させながら、地域社会の維持再生の要件である人口再生産基盤・家族安定基盤・生活ネットワーク・生活安定基盤の現状を分析する。一般に、過疎地域ではこれらの基盤が衰退していると語られてきたが、既存の静態的分析では、その実態を正確に捉えているとは言い難い。
過疎地域の生活構造を的確に把握することを起点として、全般的人口減少社会における地域社会の維持再生モデルを再構築し得るものと考える。.
2016.04~2019.03, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 日本学術振興会
本研究の目的は、人口減少社会に対応し得る総合的な社会モデルの再構築を行うことである。
具体的には、著しい人口減少を経験した九州の山村・離島地域を対象とした生活構造分析により、住民の生活実態の動態的な把握を目指すものである。生活構造とは個々人が社会構造にアクセスするパタンの総体であるが、本研究では、これを4つのアスペクトから考える。すなわち、時間アスペクト、空間アスペクト、社会関係アスペクト、経済アスペクトである。これらを交差させながら、地域社会の維持再生の要件である人口再生産基盤・家族安定基盤・生活ネットワーク・生活安定基盤の現状を分析する。一般に、過疎地域ではこれらの基盤が衰退していると語られてきたが、既存の静態的分析では、その実態を正確に捉えているとは言い難い。
過疎地域の生活構造を的確に把握することを起点として、全般的人口減少社会における地域社会の維持再生モデルを再構築し得るものと考える。.
市町村合併後の過疎地域における地域福祉圏域の再編成に関する研究
2013.04~2016.03, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 日本学術振興会.
2013.04~2016.03, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 日本学術振興会.
過疎高齢者の社会参加活動によるソーシャルサポートシステム構築に関する研究
2009.04~2012.03, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 日本学術振興会.
2009.04~2012.03, 代表者:高野和良, 九州大学大学院人間環境学研究院, 日本学術振興会.
研究業績
主要著書
主要原著論文
主要学会発表等
1. | 高野 和良, 過疎地域の20年間の変容 中津江村調査から, 西日本社会学会, 2016.05. |
2. | 高野和良, 過疎高齢者の社会参加活動に対する市町村合併の影響, 日本社会病理学会, 2010.09. |
3. | 高野和良, 過疎高齢者の生活構造と社会参加活動, 福祉社会学会, 2010.05. |
学会活動
所属学会名
日本社会学会
福祉社会学会
西日本社会学会
日本社会分析学会
日本都市社会学会
日本村落研究学会
日本社会病理学会
日本社会福祉学会
日本地域福祉学会
生涯現役社会づくり学会
日本時間学会
学協会役員等への就任
2022.05~2024.05, 西日本社会学会, 会長.
2019.06~2021.06, 福祉社会学会, 副会長.
2019.11~2021.11, 日本村落研究学会, 理事.
2010.06~2020.06, 日本地域福祉学会, 理事.
2017.09~2021.09, 日本社会病理学会, 理事.
2016.07~2022.03, 日本社会分析学会, 理事.
2016.05~2020.05, 西日本社会学会, 理事.
2015.06~2017.06, 福祉社会学会, 理事.
2011.10~2013.10, 日本村落研究学会, 理事.
2010.07~2016.07, 日本社会分析学会, 監査.
2010.05~2014.05, 西日本社会学会, 理事.
2013.06~2015.06, 福祉社会学会, 庶務理事.
2010.06~2012.06, 生涯現役社会づくり学会, 理事.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2022.06.11~2022.06.12, 日本地域福祉学会 大会企画シンポジウム「コロナ禍により顕在化した社会福祉の諸問題を地域福祉はどう受け止めるか」, コメンテーター.
2021.11.06~2021.11.07, 日本村落研究学会 大会シンポジウム「生活研究の射程」, シンポジウム・コーディネーター.
2016.06.12~2016.06.12, 日本地域福祉学会, 助言者.
2014.11~2015.06.03, 日本社会学会テーマセッション「過疎研究の現在」, 座長(Chairmanship).
2010.05.29~2010.05.30, 福祉社会学会第8回大会, 開催実行委員会事務局長.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2020.03~2017.03, 社会と調査, 国内, 編集委員.
2015.06~2017.06, 福祉社会学研究, 国内, 編集委員長.
2013.03~2015.03, 村落社会研究, 国内, 編集委員長.
2018.11~2021.11, 社会学評論, 国内, 編集委員.
2019.07~2022.07, 社会分析, 国内, 編集委員長.
2012.05~2014.05, 西日本社会学会年報, 国内, 編集委員長.
2010.04~2012.03, 社会学評論, 国内, 査読委員.
2009.06~2020.05, 社会福祉学, 国内, 査読委員.
2009.04~2020.06, 日本の地域福祉, 国内, 査読委員.
学術論文等の審査
年度 | 外国語雑誌査読論文数 | 日本語雑誌査読論文数 | 国際会議録査読論文数 | 国内会議録査読論文数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2022年度 | 2 | 2 | |||
2021年度 | 2 | 2 | |||
2020年度 | 8 | 8 | |||
2019年度 | 2 | 2 | |||
2018年度 | 6 | 6 | |||
2017年度 | 6 | 6 | |||
2016年度 | 5 | 5 | |||
2015年度 | 3 | 3 | |||
2014年度 | 4 | 4 | |||
2013年度 | 9 | 9 | |||
2012年度 | 8 | 8 | |||
2011年度 | 4 | 4 | |||
2010年度 | 7 | 7 | |||
2009年度 | 3 | 3 |
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2022年度~2024年度, 基盤研究(B), 代表, 過疎内包型地域圏の生活持続モデルの構築と検証:地域生活構造分析による解明.
2020年度~2022年度, 基盤研究(A), 分担, 人口減少社会における持続可能な社会福祉モデルの開発-委嘱型ボランティアの検証ー.
2019年度~2021年度, 基盤研究(B), 代表, 過疎地域と地方都市間の関係分析による人口減少社会モデルの生活構造論的構築.
2019年度~2022年度, 基盤研究(C), 分担, 過疎地域における集落支援のコミュニティ・ガバナンスと資源の変化:方法論を中心に.
2019年度~2022年度, 基盤研究(B), 分担, 地域福祉計画の策定・実施・改定を促進する複合的評価システムの開発に関する研究.
2017年度~2019年度, 基盤研究(B), 分担, 地方の社会解体的危機に抗する<地域生活文化圏>の形成と展開.
2016年度~2018年度, 基盤研究(B), 代表, 過疎地域の生活構造分析による人口減少に対応する地方社会モデルの再構築.
2016年度~2020年度, 基盤研究(C), 分担, 過疎地域における住民自治組織の公共サービス提供プロセスに関する研究.
2016年度~2020年度, 基盤研究(A), 連携, 集落再編の国際比較と生活空間論による再考.
2015年度~2019年度, 基盤研究(B), 分担, 地域福祉専門職による過疎地域支援のための診断指標の開発-関係性の分析-.
2015年度~2018年度, 基盤研究(B), 連携, コミュニティ再生に向けた地域福祉実践理論の構築とその研究方法論の確立に関する研究.
2014年度~2018年度, 基盤研究(B), 分担, 介護保険改革へのNPO・社福法人等の対応と再編成モデルの形成に関する社会学的研究.
2014年度~2017年度, 基盤研究(B), 分担, 地方の社会解体的危機に抗する「地域生活文化圏」形成の可能性.
2013年度~2015年度, 基盤研究(C), 代表, 市町村合併後の過疎地域における地域福祉圏域の再編成に関する研究.
2012年度~2015年度, 基盤研究(C), 分担, 豪雪過疎山村における持続可能な生活支援システムの開発に関する研究.
2012年度~2015年度, 基盤研究(C), 分担, 女性介護労働者の就業行動におけるジェンダー規範の意味.
2011年度~2013年度, 基盤研究(B), 分担, 介護職の役割と機能に関する比較社会学的研究:介護職のガラパゴス化状況からの脱却.
2011年度~2015年度, 基盤研究(B), 分担, 地方における住民参加型介入の社会関係資本醸成に及ぼす効果に関する実証的研究.
2009年度~2011年度, 基盤研究(C), 代表, 過疎高齢者の社会参加活動によるソーシャルサポートシステム構築に関する研究.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2016年度~2017年度, 公益財団法人日本証券奨学財団研究調査助成金, 代表, 災害リスク時における社会福祉法人およびNPO法人の社会貢献のあり方に関する調査研究─熊本地震を事例として
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