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鼠径部ヘルニアに対する腹膜の解剖を意識したtotally extra-peritoneal pre-peritoneal repair(TEPP)法の実際. |
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腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術の手技の工夫と治療成績 2005年から2013年8月までに行った腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術65例を対象とし、再発や合併症を低減するための手技の工夫とその治療成績を報告した。当科では、腹壁ヘルニアの治療の基本はメッシュを用いた腹腔鏡下修復術と考え、ポート挿入位置、癒着剥離、メッシュのサイズの決定と固定部位のマーキング、メッシュの固定、seromaの予防、術後などの手技を工夫している。自験例では平均ヘルニア門長径8.3cm、平均手術時間177分、平均出血量23g、平均術後入院日数12.1日で開腹移行は4例(6.2%)であった。合併症は遅発性腸管損傷1例(1.5%)で、メッシュ感染やメッシュの癒着に伴う腸管瘻はなく、再発は傍ストーマヘルニアの1例(1.5%)のみで平均観察期間は2年であった。腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術は腹壁ヘルニア治療の第一選択になり得ると考えられた。. |
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慢性C型肝炎/肝硬変患者における脾摘後の門脈血行動態と肝機能改善に関する検討 脾摘術または腹腔鏡下脾摘術を行った慢性C型肝炎/肝硬変患者36人について、脾摘前後の肝機能と門脈血行動態の変化を調査し、脾摘の意義を検討した。平均脾重量396g、平均白血球数3,945/μl、Child Pugh分類はA 16例、B 19例、C 1例、術前の肝静脈波型はI型18例、II型18例であり、術前、術後6ヵ月、1年の肝機能検査値、肝硬変の重症度診断、ならびに術前、術後7日目の門脈血流量や血流速度、肝静脈波型を評価した。その結果、慢性C型肝炎/肝硬変患者では脾摘後に門脈血流量や血流速度が低下しており、肝静脈波型がII型からI型に改善した14例では肝機能の改善がみられた。今回、脾摘による門脈血流量および門脈血流速度の低下が肝機能改善に関与している可能性が示唆され、肝静脈波型の変化によって脾摘後の肝機能改善に違いがあることが明らかとなった。. |
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肝葉切除術に対する完全腹腔鏡下切除の功罪 肝葉切除術に対する完全腹腔鏡下切除の利点と課題. |
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異常側副血行路に対するIVR治療の方法と成績 B-RTOにおけるHVPG変化率の意義. |
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一本の経皮的な経路が経口内視鏡操作を安全で有効な治療に変える、胆道Rendezvous Techniqueの基本と応用. |
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Kentaro Tokuda, Jun Maki, Noriyuki Kaku, Soichi Mizuguchi, Mitsuhiro Fukata, Tomohiko Akahoshi, Sumio Hoka, Yoshihiko Maehara, THE PRESEPSIN LEVEL ON ICU ADMISSION IS A MARKER OF THE SEVERITY OF ICU PATIENTS, CRITICAL CARE MEDICINE, Vol.44, No.12, 2016.12. |
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術後膵液瘻に関する迅速診断を目的としたForster resonance energy transfer(FRET)標識ナノプローブの開発. |
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Akahoshi T. Hashizume M, Electromagnetic thermoablation to treat thrombocytopenia in cirrhotic and hypersplenic rats. J Gastroenterol Hepatol, 2011.07. |