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伊吹 禎一(いぶき ていいち) データ更新日:2020.07.06

助教 /  九州大学病院 口腔包括診療科 総合歯科学


主な研究テーマ
研修歯科医教育について
キーワード:研修歯科医 教育 教育環境
2009.04~2016.03.
卒直後研修歯科医のスキルアップを目的としたシェードテイキング能力養成システム開発
キーワード:研修歯科医、教育、シェードテイキング
2011.04~2016.03.
研究業績
主要原著論文
1. 阿瀉濱 陽子, 伊吹 禎一, 和田 尚久, 総合的な情報収集により良好な治療効果をもたらしたインレー再製作の1症例, 日本総合歯科学会雑誌, 11, 1, 91-98, 2019.12.
2. 佐野 大成, 伊吹 禎一, 和田 尚久, 近い将来の咬合崩壊が予測された高齢患者の1例, 日本総合歯科学会雑誌, 10, 1, 55-60, 2018.12.
主要学会発表等
1. 伊吹 禎一, 寳田 貫, 角 義久, 王丸 寛美, 津田 緩子, 冨川 和哉, 浅田 徹之介, 樋口 勝規, コンピュータを利用したシェードテイキングに関するトレーニングプログラムの開発 第2報, 第33回日本歯科医学教育学会総会および学術大会, 2014.07, 【目的】歯のシェードテイキングについて,当科の研修歯科医を対象に,平成24年度よりPC上でトレーニングプログラム(以下TP)を利用した実習を行っている(第32回本学会にて発表).その結果,色相の比較が困難で,シェードに関する知識の定着に改善の余地があることが判明した.今回はTPに修正を加え,実習を行ったので報告する.
【方法】以前のTPは,色の3属性に注目して画像を比較し,明度,彩度,色相(各コース10問)の順に展開し,色相コースは課題のシェードタブ(VITA Classical)と同じ色相のものをA~D系統の4つのサンプル画像から選択するものだった.修正版は以下の2コース(各10問)を加え,全体を5コースとした.1)色やシェードに関するコース:基本的知識の選択肢問題 2)色相コース:以前のコースをIIとし,より基礎的な色相コースIとして追加し,VITA VMK MasterのShade Indicatorから抽出したA4/B4/C4/D4のDentin色のうち2色を比較選択する問題.対象は,平成25年度当科配属の18名で,平成26年1月~2月に6回の実習を行った.使用感や使用効果の確認のため,アンケートとテスト(筆記,シェードタブを使用した実技)をトレーニング期間の前後に行った.
【結論】平成24年度に比べ,明度と彩度は平均点が低下したが(各々8.0→7.8,9.1→8.7),色相IIは微増(4.2→4.5)したが有意差はなかった.新設コースの平均点は知識コースが5.9,色相Iが7.1だった.トレーニング前後のテストの正答率は,筆記(平均12%→67%)および実技(平均40%→53%)とも有意に上昇した.TPを修正し,色や歯のシェードに関する知識は改善した.実際のシェードガイドの色識別能も改善したと推測されるが,トレーニングの実施時期や回数などの検討が必要と思われる.
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2. 伊吹 禎一, 寳田 貫, 角 義久, 増田 啓太郎, 津田 緩子, 冨川 和哉, 浅田 徹之介, 樋口 勝規, コンピュータを利用したシェードテイキングに関するトレーニングプログラムの開発, 第32回日本歯科医学教育学会総会および学術大会, 2013.07, 【目的】歯のシェードテイキング(ST)について,臨床研修歯科医を対象に行ったアンケートでは,基礎的知識や学生時代/研修を通してトレーニングを受けた記憶に乏しいことが分かった.そこで,STに関する知識の習得とトレーニングを目的に,時間や場所を選ばず,多数の課題に触れることが可能で, interactiveな研修方法として,PCを介して行うトレーニングプログラムを試作し,その有用性について検討した.
【方法】プログラムの内容は,色の3要素(明度,彩度,色相)に注目して画像を比較する課題コースと,コースの途中で挿入するシェードに関するワンポイント情報である.画像は当科で使用頻度が高いVITA Classicalシェードガイドを,クリスタルアイ(オリンパス社)で撮影したものを使用した.課題は明度コース,彩度コース,色相コースの順に展開され,各々10問から構成される.課題とワンポイント情報は当科で作成し,プログラムのWEBシステム構築は有限会社ヒキダス(京都市)に依頼した.対象は平成24年度当科配属の臨床研修歯科医のうち一年間を当科で研修する21名で,トレーニングプログラムは,平成24年10月~翌年3月の半年間においてインターネットが行える環境で自由に使用可能な状態とした.使用感や使用効果の確認のため,アンケートをトレーニング期間の前後に行った.
【結果】対象者は,期間中月1回,計6回トライアルに参加した.各コースとも10ポイントを満点とし,明度コースと彩度コースは早期に平均8ポイントに達したが,色相は平均が4ポイント以下であった.回を重ねる毎に解答時間が早くなり,女性の方が正解率が高い傾向にあった.
【考察】明度や彩度に比べ色相の比較が困難であること,アンケートの結果から知識の定着に改善の余地があることが判明したので,今後プログラムの修正を図る予定である.
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3. 伊吹 禎一,寳田 貫,角 義久,王丸 寛美,増田 啓太郎,津田 緩子,浅田 徹之介,樋口 勝規, 歯科医師臨床研修終了時における歯のシェードテイキングに関するアンケート, 第31回日本歯科医学教育学会総会および学術大会, 2012.07, 【目的】歯のシェードテイキングは歯科診療において,日常的に行われる非常に重要な行為であり,歯科医師臨床研修で習熟すべき知識・技術の一つである.しかし,研修歯科医がシェードテイキングに苦慮する場合が多いため,当科では臨床研修中にシェードテイキングの教育・訓練を検討中である.そこで,当院研修歯科医の研修終期におけるシェードテイキングの実情の把握を目的に,アンケート調査を実施した.
【方法】平成23年度当院卒直後研修歯科医師61名(男性34名,女性27名)を対象に,臨床研修の終了時である平成24年3月に当科作成のアンケートを実施した.
【結果】研修歯科医のうち,シェードテイキングの講義や実習に関する記憶がある者は半数以下であった(講義44%,実習23%).一方,臨床研修中にシェードテイキングを行った者は87%だった.内容はレジン充填,前装冠/ジャケット冠,有床義歯が86%を占めた.研修中にシェードテイキングを行った者のうち,70%が様々な理由でシェードテイキングを難しいと考えていた.色彩やシェードガイドに関する基本的知識を問う設問の正解率は,ほとんどが50%を下回った.
【考察】歯のシェードテイキングは,アンケートの結果からも日常歯科診療において頻度の高い治療行為の一つであることが明らかであるにも関わらず,研修歯科医の学生時代の学習・訓練を行った記憶が乏しいことが分かった.研修終了の時期においても,色彩やシェードガイドに関する基本的な知識は低く,理論的な裏付けがなく自己流でシェードテイキングを行っている傾向がうかがえた.シェードテイキングの訓練を企画するにあたり,基本的な知識を充実させるように,講義や小テストが必要であると考えられる.
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4. 伊吹 禎一,寳田 貫,角 義久,王丸 寛美,増田 啓太郎,津田 緩子,浅田 徹之介,樋口 勝規, 臨床研修歯科医に対する口腔外科の基礎教育, 第30回日本歯科医学教育学会総会・学術大会, 2011.07.
5. 伊吹 禎一,寳田 貫,角 義久,王丸 寛美,増田 啓太郎,山添 淳一,樋口 勝規, 感染症に関する臨床研修歯科医の意識調査, 日本歯科医学教育学会, 2010.07.
6. 伊吹 禎一,角 義久,寶田 貫,王丸 寛美,増田 啓太郎,山添 淳一,秋山 陽一,樋口 勝規, 有病者の歯科診療に関する研修状況, 日本歯科医学教育学会, 2009.11.
7. 伊吹禎一、角 義久、王丸寛美、増田啓太郎、山添淳一、秋山陽一、中野由布児、寳田 貫、樋口勝規, 九州大学病院における協力型施設臨床研修について, 日本歯科医学教育学会, 2008.07.
8. 伊吹 禎一、樋口 勝規、緒方 哲郎, 九州大学歯学部における医療コミュニケーション教育, 第10回日本コミュニケーション学会(CAJ)中国四国支部大会共催医療コミュニケーション教育研究セミナー(第2回), 2007.12.
9. 伊吹禎一、王丸寛美、角 義久、和田尚久、住吉圭太、秋山陽一、樋口勝規, 九州大学病院における歯科医師臨床研修についてのアンケート調査, 日本歯科医学教育学会, 2007.07.
10. 伊吹禎一,住吉圭太,松家洋子,宮武祥子,王丸寛美,秋山陽一,樋口勝規, 九州大学病院における歯科卒直後研修についてのアンケート調査, 日本歯科教育学会, 2005.07.
学会活動
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2010.11.05~2010.11.07, 第3回総合歯科協議会総会・学術大会 -総合歯科医療に関する学術研究セミナー2010-, 運営委員.
2008.12.05~2008.12.06, 第11回日本歯科人間ドック学会, 運営委員.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2017年度~2019年度, 基盤研究(C), 代表, コンピュータ基盤による新たなシェードテイキング研修教育法の確立.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2006年度~2007年度, 第2回ふくおか「臨床医学研究賞」, 分担, 歯科治療におけるコンポジットレジン修復の臨床成績に及ぼす諸因子の影響.

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