九州大学 研究者情報
発表一覧
小野 直樹(おの なおき) データ更新日:2024.04.08

准教授 /  芸術工学研究院 メディアデザイン部門 メディアインタラクション


学会発表等
1. 曹 雪純, 井上光平, 小野直樹, 原 健二, 逆ボックスフィルタによるハーフトーニング, 2023年電子情報通信学会総合大会, 2023.03.
2. 森勇介, 井上光平, 小野直樹, 原健二, 重合格子法を用いた360度画像の超解像再構成, 2022年映像情報メディア学会冬季大会, 2022.12.
3. 森山 晃平, 小野直樹, 深層学習による動画像超解像処理の一方法, 2022年度(第75回)電気・情報関係学会九州支部連合大会, 2022.09.
4. 葉青, 井上光平, 小野直樹, 原健二, 輸送問題に基づく画像のパステルカラー化, 第25回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2022), 2022.07.
5. 村川 達哉, 小野 直樹, 井上光平, 原健二, 属性情報を組み込んだ超解像処理, 2022年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2022.03, 超解像処理においては,入力画像に対して再現候補となる高解像度画像は無数存在する.ここで,処理対象の画像に関する情報が別途あれば,その情報を処理結果の絞りこみに利用できる.本研究では,顔画像の超解像度処理において,「性別」や「年齢」などの属性情報を入力することで出力結果を操作できる深層学習を用いた超解像処理モデルを考案した.この方法は,高精度の画像を生成する処理であるStyleGAN[1]と超解像処理のために提案されているPULSE[2]とを基にしており,属性情報を適切に取り込むことのできる超解像処理となっている..
6. 曾琪, 井上光平, 小野直樹, 原健二, 左右反転顔画像の融合による対称性の向上, 2022年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2022.03.
7. 村川達哉, 小野直樹, 井上光平, 原健二, 属性情報を考慮した顔画像の超解像処理, 2021年映像情報メディア学会冬季大会, 2021.12, 低解像度画像を超解像処理する場合、一般に再現候補となる高解像度画像は複数存在する。従って、処理対象の画像に関する情報が別途ある場合には、その情報を含めた超解像化処理をすべきである。本研究では、顔画像の超解像度処理について、「性別」や「年齢」などの属性情報を入力することで出力結果を操作できる深層学習を用いた超解像処理を考案している。更に、本方法による高解像度化処理の効果を実験的に確認した。.
8. 肖 紫琳,井上光平,原 健二,小野直樹,平岡 透, 行と列のクラスタリングに基づく可変サイズピクセルアートの生成, 2021年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2021.03, ピクセルアート(ドット絵)は初期のコンピュータやゲーム機で使用された画像表現であるが、最近では芸術表現の一形態としても認知されてきている。ピクセルアートのピクセルは通常、正方形で表現されるが、本論文では、その制約を緩和した新たなピクセルアート表現を提案する。まず、ピクセルアートの基になる画像が与えられるとする。その画像の行と列を、クラスタ数が自動的に定まる方法でクラスタリングし、画像を矩形領域に分割する。各矩形領域をピクセルとみなすことによって、異なる大きさ、異なる縦横比のピクセルからなる可変サイズピクセルアートを生成する。.
9. 天野まりん,小野直樹,井上光平, 局所射影明度を用いた画像の鮮鋭化処理, 2021年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2021.03, 画像の鮮鋭化処理の方法として局所射影明度による方法が提案されている。画像全体で使用されている輝度や色情報をもとにした大域的な画素の情報ではなく、画像の局所的な情報に基づいて画像を鮮鋭化する方法である。この処理には彩度の強調と明度のアンシャープマスキングによる鮮鋭化処理とが含まれ、それぞれの処理パラメータの与え方によって処理結果も変わる。本研究では,局所射影明度を用いた画像の鮮鋭化処理における適切なパラメータの与え方について考察し、その方法を提案する..
10. 井上光平,#崔文一,原健二,小野直樹,平岡透, 画像パッチの模様への置き換えによるチャック・クローズ的ピクセルアートの生成, 第23回画像の認識・理解シンポジウム, 2020.08, 画像を正方形のパッチに分割し、各パッチを様々な模様に置き換えて表現する新たなピクセルアート生成法を提案する。この方法は、画面を格子分割して写実的な肖像画を描くチャック・クローズの作品にヒントを得た。その具体例として、明るい画素をパッチの中心部に集中させてパッチが輝いているように見えるブリリアントピクセルアートと、パッチ内に2つの同心円を描く丸模様ピクセルアートの生成例を示す。.
11. ♯董璘,井上光平,原健二,小野直樹, CNN に基づくマンモグラフィー画像からの乳がんの診断法, 2020年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2020.03.
12. 小野直樹,井上光平, バイラテラルフィルタ画像を用いた画像強調処理, 2020年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2020.03, 画像の鮮鋭化処理として用いられるアンシャープマスキング処理は,高周波成分を入力画像に加えることで鮮鋭感を向上させる処理である.加算に⽤いる高周波成分は,入力画像からその画像自身をぼかすことで得られる低周波画像を差し引くことによって得られる.しかしながら,細かい輝度変化をより鮮明にするために鮮鋭化を強くすると,物体の輪郭などのエッジの両側にアンダーシュートオーバーシュートの不自然なリンギング歪が生じやすい.本研究では,エッジ歪を生じさせずかつ細かい輝度変化も効果的に鮮鋭化するために,バイラテラルフィルタを用いたエッジ歪の生じない鮮鋭化処理を提案する..
13. 小野 直樹, 浦濱 喜一, バイラテラルフィルタを用いたエッジ強調歪の改善処理, 2019年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2019.03, 画像の鮮鋭化処理として通常用いられている方法では,ラプラシアン鮮鋭化やアンシャープマスキングに代表されるように,画像中のエッジの両端にアンダーシュート,オーバーシュートを生じさせることによって,エッジの輝度差を強調している.このため,特に物体の輪郭などの強いエッジにおいては,エッジの両側に不自然な歪が強く生じることになる.一方,エッジ保存性の良い平滑化フィルタの中には,元の画像よりもエッジが強調された処理結果を示すものもある.バイラテラルフィルタ[1]は,そのような性質を有する非線形フィルタである.本研究では,バイラテラルフィルタを用いたエッジ歪の生じない画像の鮮鋭化処理を提案する..
14. 小野 直樹, 浦濱 喜一, 非線形フィルタを用いたエッジ歪抑制画像鮮鋭化処理, 第17回情報科学技術フォーラム(FIT2018) 講演論文集, 2018.09, 画像の鮮鋭化処理として通常用いられている方法では,ラプラシアン鮮鋭化やアンシャープマスキングに代表されるように,画像中のエッジの両端にアンダーシュート,オーバーシュートを生じさせることによって,エッジの輝度差を強調している.このため,特に物体の輪郭などの強いエッジにおいては,エッジの両側に不自然な歪が強く生じることになる.
一方,エッジ保存性の良い平滑化フィルタの中には,元の画像よりもエッジが強調された処理結果を示すものもある.バイラテラルフィルタ[1]は,そのような性質を有する非線形フィルタである.
本研究では,バイラテラルフィルタを用いたエッジ歪の生じない画像の鮮鋭化処理を提案する..
15. 小野 直樹, 浦濱 喜一, バイラテラルフィルタを用いたエッジ歪抑制画像鮮鋭化, 2018年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2018.03, 画像の鮮鋭化処理として通常用いられている方法では,ラプラシアン鮮鋭化やアンシャープマスキングに代表されるように,画像中のエッジの両端にアンダーシュートオーバーシュートを生じさせることによって,エッジの輝度差を強調している.このため,特に物体の輪郭などの強いエッジにおいては,エッジの両側に不自然な歪が強く生じることになる.本研究では,バイラテラルフィルタ[1]を用いたエッジ歪の生じない画像の鮮鋭化処理を提案し,その効果を実験によって示している..
16. Yu Gu, Naoki Ono, kiichi urahama, Ink-painting Animation by Geometry Buffer Based Real-time 3D Rendering, The 4th IIAE International Conference on Intelligent Systems and Image Processing (ICISIP), 2016.09, We propose a technique using geometry buffers for real-time rendering of 3D ink-wash paintings. According to the characteristics of hand-drawn ink-wash paintings, contour lines and coloring area in the ink paintings are stylized by rendering 3D models to 2D texture images. Entire rendering computation is implemented with a GPU for enabling its real-time processing on commercially available computers..
17. 小野 直樹, 浦濱 喜一, 補間方法の周波数空間における比較と画素間差分の3 乗による補間画像の改善処理, 産業応用工学会全国大会2016, 2016.09, 画像の高解像度化のためには、単純な補間処理ではなく何らかの鮮鋭化効果を伴うことが望ましい。そこで、本研究では補間と鮮鋭化処理とからなる画像の高解像度化のための方法を検討する。
鮮鋭化の方法としては、一般には、ラプラシアン等の線形フィルタが用いられることが多いが、画像の高解像度化処理における高周波成分の生成のために、ラプラシアンの3乗を用いるのが効果的であることが報告されている。また、補間された画像を鮮鋭化するために、注目画素とその周りの画素の値の差分の3乗を重み付けして加算する鮮鋭化方法も有効であることも報告されている。
言うまでもなく、最終的に得られる画像は鮮鋭化処理の対象となる補間画像に依存する。そこで本研究では、まず画像処理において用いられるいくつかの補間方法の周波数空間における性質について示す。
この結果を踏まえて、補間方法を選択し、更にその補間画像に対して鮮鋭化処理を適用する。ここで、選択された補間方法と鮮鋭化処理とで、元の画像の情報を保持しながらより明瞭な高解像度画像が得られることを実験からも示す。.
18. Naoki Ono, kiichi urahama, Comparing Interpolations in Frequency Domain and Improvement of Interpolated Images by Using Cube of Pixel Difference, The 4th IIAE International Conference on Intelligent Systems and Image Processing (ICISIP), 2016.09, We propose a method for improving image resolution. The method consists of an interpolation and a sharpening process. We research about some interpolations for producing high resolution images and show the properties of the interpolations in the frequency domain. Based on the research, we selected Lanczos function for the interpolation and applied the sharpening method which uses weighted sum of cubic operations of the pixel differences to the interpolated image. Experimental results also show that the sharpening with Lanczos interpolation gives clear high resolution images..
19. 小野 直樹, 橋口広祐, 画質改善の効果を評価するための関数のパラメータ設定, 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会, 2015.09, 画質の改善処理の際には,通常与えられる画像以外に情報がない状態で,処理結果の評価が必要となる.このような参照画像のない場合における処理結果画像の評価方法の一つとして,各画素に詳細特徴量と平坦特徴量との二つの特徴量を与えておくことにして,処理前後の画質の評価をこれらの特徴量に基づく評価関数によって行う方法がある.この評価関数には,それぞれの特徴量を計算する際の基準値を設定するための1つのパラメータが含まれており,その値を対象画像のコントラストやエッジ,テクスチャ等の状態に応じて調整することによってより適切な評価値を導くことができる.ここでは,このパラメータ値の適切な決め方について検討している..
20. 小野 直樹, 浦濱 喜一, 補間拡大画像のための画素間差分値の3乗を用いた鮮鋭化, 産業応用工学会全国大会2015, 2015.09, 画像の高解像度化のためには補間が必要であるが、補間処理は通常標本点間を滑らかに接続することを基本とするため、エッジ等はぼやけてしまうことが多い。従って、単純な補間処理ではなく何らかの鮮鋭化効果を伴うことが望ましい。鮮鋭化の方法としては、一般には、ラプラシアン等の線形フィルタが用いられることが多いが、本研究では、線形フィルタ処理値の3乗ではなく、各画素間の差分の3乗を用いる方法を提案した。この方法によって通常の補間によって得られた画像に対しても効果的な鮮鋭化ができ、目標とする高精細な画像に、より近い画像が得られることを実験で示した。.
21. Naoki Ono, kiichi urahama, Sharpening Interpolated Image by Using Cube of Pixel Difference, The 3rd IIAE International Conference on Intelligent Systems and Image Processing (ICISIP), 2015.09, In order to improve image resolution, any interpolation has to be applied. However, in general, interpolation generates smooth connections between adjacent sampling points and yields blurred edges in the interpolated image. To suppress such a blur in edges, it is desired to include any sharpening effect in the interpolating process. In this paper, we propose a sharpening method using cubic operations of the differences of pixel values. Experimental results show that this method produces sharp high resolution image which is more similar to a target image than that by any other method..
22. 小野 直樹, 浦濱 喜一, 画素間差分値の3乗を用いた補間拡大画像の鮮鋭化, 2015年電子情報通信学会総合大会講演論文集, 2015.03, 画像の高解像度化のためには補間が必要であるが,補間処理は通常標本点間を滑らかに接続することを基本とするため,エッジ等はぼやけてしまうことが多い.従って,単純な補間処理ではなく何らかの鮮鋭化効果を伴うことが望ましい.本研究では,注目画素とその周辺画素との個々の差分値を3乗した値の加重和を鮮鋭化のための補正値として用いる画像の鮮鋭化方法を提案する.この方法によって通常の補間によって得られた画像に対しても効果的な鮮鋭化ができ,目標とする高精細な画像に,より近い画像が得られることを実験によって示す..
23. 小野 直樹, 浦濱 喜一, 画素間差分値の3乗を用いた鮮鋭化処理, 平成26年度電気関係学会九州支部連合大会, 2014.09, 画像の鮮鋭化処理方法として、注目画素とその周辺画素との個々の差分値を3乗した値の加重和を求めることによって、鮮鋭化のための補正値を生成する方法を提案する。補正値に係数をかけることによって補正量を調整するが、差分値を3乗することで補正量が非常に大きくなるため、あらかじめ補正量の上限も与えておくことにする。この方法を用いることによって、原画像で微弱なテクスチャ成分等が鮮明に見えてくることを実験から確かめた。.
24. 小野 直樹, 田辺英彦, 参照画像がない場合における画質の改善度の評価について, 電子情報通信学会技術研究報告, 2013.11, 画質改善のために画像を処理する際には,与えられる画像以外に情報がない状態で,設定すべき処理パラメータの最適値を推定して設定しなくてはならない.そのためには,参照画像のない場合における処理結果画像の評価方法が必要である.参照画像無しで画像の鮮鋭化処理による効果を評価するための方法として,詳細分散DVと背景分散BVに基づく方法がある.しかしながら,このDVBV法では,あらかじめしきい値処理によって,各画素がエッジ等の詳細成分に属する画素と,滑らかな平坦領域に属する画素とに分類されるため,処理後の画質の評価はこの分類に大きく左右される.ここでは,画素の分類は行わずに,各画素に詳細特徴量と平坦特徴量との二つの特徴量を与えておくことにして,処理前後の画質の評価をこれらの特徴量に基づく評価関数によって行う方法を提案する.

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25. 田辺英彦, 小野 直樹, 画質評価関数に基づく処理パラメータの自動設定, 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会, 2013.09, ボケ画像の画質改善には鮮鋭化処理が有効であるが、処理対象画像に雑音が含まれる場合には、鮮鋭化処理によって雑音が強調されるため、雑音の抑制も考慮する必要がある。
本研究では、鮮鋭化処理とバイラテラルフィルタとを組み合わせることによって、雑音の含まれるボケ画像の画質改善を行う。処理を実行するためには、鮮鋭化の度合いを制御するパラメータとバイラテラルフィルタで与えるパラメータとを適切に与える必要がある。
ここでは、それらの複数のパラメータをGAによって自動的に設定する方法を提案する。その際、処理前後における画質の改善度を評価する関数を導入し、その評価値に基づいて適切なパラメータを推定していく。
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26. 井上 光平, 原 健二, 小野 直樹, 浦濱 喜一, 加重平均化フィルタとアンシャープマスキングの統一的定式化とミニチュア写真への応用, Visual Computing /グラフィクスと CAD 合同シンポジウム 2013, 2013.06.
27. Zihan Yu, Kohei Inoue, Kenji Hara, Naoki Ono, kiichi urahama, Bilateral Minimum Filter for Dehazing Images, 11th International Conference on Quality Control by Artificial Vision , 2013.06.
28. Ono Naoki, urahama kiichi, Image Improvement by Using Noise Suppressing Unsharp Masking and Evaluation without Reference, International Workshop on Advanced Image Technology 2013, 2013.01, The technique of Unsharp Masking(UM) are often applied for improving the image quality. However, for images with added noises, UM causes the amplification of noise, which often makes the method not usable in practice. In this paper, we propose a new UM method with suppressing the noise amplification. The proposed method reduces noise amplification and permits to obtain perceptually pleasant results. Furthermore we show a method for evaluating the improvement after unsharp masking processes. The new UM method has parameters to be set in advance. The evaluation method can be used to set the parameters for obtaining well improved results. .
29. 小野 直樹, 田辺英彦, 満安大樹, 画質の改善度を評価するための方法について, 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会, 2012.09,  画像の鮮鋭化処理等の画質改善処理による効果を評価するための方法として,詳細分散DVと背景分散BVに基づく方法がある.しかしながら,このDVBV法では,あらかじめしきい値処理によって,エッジ等の詳細成分に属する画素と,滑らかな平坦領域に属する画素とに分類されるため,処理後の画質の評価はこの分類に大きく左右される.
 ここでは,画素の分類は行わずに,各画素に詳細特徴量と平坦特徴量との二つの特徴量を与えておくことにして,処理前後の画質の評価をこれらの特徴量に基づく評価関数によって行う方法を提案する.
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30. 李少龍, 王濤, 井上 光平, 原 健二, 小野 直樹, 浦濱 喜一, 画素値順ポアソンディスクサンプリングによる点描画, 情報処理学会 グラフィクスとCAD研究会研究報告, 2012.08.
31. 于子涵, 周渓陽, 常セン, 小野 直樹, 井上 光平, 原 健二, 浦濱 喜一, 逆バイラテラルフィルタによる画像のぼけ復元, 第15回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2012), 2012.08, バイラテラルフィルタ(BF)でぼかされた画像が与えられたときに,BFをかける前の鮮明な画像に戻すぼけ復元法として,逆BFを提案する.BFによるぼけを表す連立非線形方程式を簡単な反復法で解く.この反復は初期値によらず元画像に収束することを示す.この逆BF を,ぼけてない画像に適用すると画像が鮮明化される.また,雑音が重畳された画像をBFで平滑化した画像の逆BFでは,雑音も復元されてしまうので,画素によって逆BFの進行を遅らせて雑音の復元を抑制する.この反復法をメディアンフィルタによるインパルス雑音除去や非等方BFによる線状のぼけ復元にも応用する..
32. 周渓陽, 常セン, 小野 直樹, 井上 光平, 原 健二, 浦濱 喜一, 更新クロスバイラテラルフィルタによる奥行画像の雑音除去 , 第15回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2012), 2012.08, 通常撮影写真を参照画像として,奥行画像の雑音をクロスバイラテラルフィルタ(CBF)で除去するときに,参照画像のテクスチャが奥行画像に転写される問題点を解消する手法として,CBFの出力からフィルタ係数を計算し直して再度CBFを奥行画像にかける更新CBFを提案する.この転写テクスチャの除去作用を強め,またインパルス雑音も除去可能にするために,更新CBFを重み付きに拡張する.奥行き画像のサイズ拡大と雑音除去を同時に行うクロス超解像への拡張も示す..
33. 津曲宏幸, 小山善文, 井上 光平, 原 健二, 小野 直樹, 浦濱 喜一, 色知覚モデルに基づく薄明視へのトーンリプロダクション, 第15回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2012), 2012.08, 照明が0.01~10ルクスの薄明視環境において起こるプルキニエ現象 暗くなるにつれて視細胞が赤成分を感じにくくなり、青成分を感じやすくなる をシミュレーションして,カメラで撮影された夜間や昼間の写真に対して,視覚モデルに基づく画像処理を施し,薄明視環境の色合いに変換する.また,バイラテラルフィルタを用いた局所領域のコントラスト補正を付け加えて,露光不足の領域に対しても色合いを再現する..
34. 小野直樹, 満安大樹, エッジ情報を考慮した曲率に基づく画像の補間拡大, 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会, 2011.09, ディジタル画像の補間処理は、これまで種々の方法が提案されており、最近では、画像の高解像度化のための処理として注目されている。
 補間処理の方法として、これまでに、画像の輝度曲面を曲率によって表し、その曲率に基づいて標本点間を補間する方法を提案した。この方法では、滑らかさの指標としての曲率に加えて、エッジ保存性を考慮した評価関数を用いており、画像細部の情報を保ち、かつ全体で滑らかな画像を得ることができる。
 ここでは、この評価関数を、エッジ情報をより積極的に利用した評価関数に改良することによって、曲率に基づく補間拡大処理の改善を図った。 .
35. 胡忠英・井上光平・原健二・小野直樹・浦浜喜一, バイラテラルポアソンディスクサンプリングによる非等方点描画, 第14回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011), 2011.07, ポアソンディスクサンプリング(PDS)による非等方点描画の生成法を提案する.PDSによって点を一様密度で配置して点描主義点描画を生成し,また入力画像の濃淡に応じた密度で点を配置してハーフトーニング点描画を生成する.本提案法が従来の非等方点描画法と異なる点は,従来法の2次形式距離に代わってバイラテラル距離を用いることであり,これにより各点を中心とする円が濃淡勾配に沿って歪み,入力画像の構造に即した点描画が得られる.カラー点描画への応用も示す..
36. 郭冠華・原健二・井上光平・小野直樹・浦浜喜一, 詳細成分の非等方閾値処理による画像のNPR多値化, 第14回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011), 2011.07, 濃淡構造を保持して画像を非写実的2値化する手法として,非等方フィルタと閾値処理だけによる単純なノンフォトリアリスティックレンダリング(NPR)法を提案する.入力画像の詳細成分を非等方フィルタで平滑化してから適応的閾値処理で2値化する.この手法は処理が単純で,従来の複雑なNPR2値化法よりも雑音が少なく滑らかな2値化が行える.この2値化法を3値以上の多値化に拡張し,カラー画像にも応用する..
37. 于子涵・井上光平・原健二・小野直樹・浦浜喜一, 疑似的奥行き知覚に基づくノンフォトリアリスティックリカラリング, 第14回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011), 2011.07, 視覚心理での疑似的奥行きに基づいて,入力画像の色相を変化させるノンフォトリアリスティックリカラリング法を提案する.入力画像の明度をバイラテラルフィルタで平滑化変調したものを高さとして陰影を求め,その陰影をCIELUVやCIELABのu*,v*やa*,b*に変換する.明度を入力画像のままにする場合と一定明度にする等明度NPR画像も示す.本提案法は光源の仮想的位置を変えることで,枚の入力画像からいろいろな色変化の画像が生成される..
38. 小野直樹, 浦濱喜一, 雑音強調を抑制するアンシャープマスキングによる画質改善, 2011年電子情報通信学会総合大会, 2011.03.
39. 小野直樹, 西川剛史, 効率化した曲率計算に基づく画像の補間, 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会, 2010.09.
40. 小野直樹・浦濱喜一, 雑音強調を抑制するアンシャープマスキング処理, 第9回情報科学技術フォーラム, 2010.09.
41. 小野直樹, エッジを考慮した曲率に基づく画像拡大処理, 2010年電子情報通信学会総合大会, 2010.03.
42. 小野直樹, 曲率に基づくディジタル画像の繰り返し補間処理, 平成21年度電気関係学会九州支部連合大会, 2009.09.
43. 小野直樹, 画像拡大のための曲率に基づく補間処理, 2009年電子情報通信学会総合大会, 2009.03.
44. 小野直樹、浦浜喜一, 区分的連続性を保存する繰り返し誤差拡散法, 2008年映像情報メディア学会年次大会予稿集, 2008.08.
45. 小野直樹、浦浜喜一, クロスバイラテラルフィルタによるエッジ保存誤差拡散法, 2008年電子情報通信学会総合大会, 2008.03.
46. 小野直樹, 拡大縮小を伴う物体の垂直2等分線群による回転角度推定, 2007年電子情報通信学会総合大会, 2007.03.
47. 小野直樹, 輪郭線上の垂直2等分線を用いた回転角度推定, 平成18年度電気関係学会九州支部連合大会, 2006.09.
48. 福留公利,田代勇輔,竹之内和樹,鮫島俊哉,小野直樹, 頭部伝達関数の連続測定法における仰角可変測定システム, 日本設計工学会九州支部, 2006.06.
49. 小野直樹, 輪郭線の垂直2等分線群による回転角度推定, 2006年電子情報通信学会総合大会, 2006.03.
50. 福留公利,竹之内和樹,鮫島俊哉,小野直樹, 離散仰角・全方位角対応頭部インパルス応答計測装置の試作と測定精度, 日本実験力学会, 2006.03.
51. 小野直樹, 不連続な輪郭線によって表された図形の擬似勾配による回転角度推定, 平成17年度電気関係学会九州支部連合大会, 2005.09.
52. 小野直樹, 逐次クラスタ抽出処理による物体の動き検出, 2005年電子情報通信学会総合大会, 2005.03.
53. 小野直樹, ファジイハフ変換を用いた動き検出, 平成16年度電気関係学会九州支部連合大会, 2004.09.
54. 小野直樹 浦浜喜一, 抽出済みデータを削除しない逐次クラスタ抽出法, 2004年電子情報通信学会総合大会, 2004.03.
55. Naoki ONO, Takamichi NAITO and Ryuzo TAKIYAMA, Face Detection from Artless Backgrounds, 1999 International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications, 1999.07.
56. Naoki ONO,Kiichi URAHAMA and Ryuzo TAKIYAMA, Monochromatic visualizatin of multiple images by nonlinear projection, 1997 International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications, 1997.07.
57. Naoki ONO and Ryuzo TAKIYAMA, Noise estimation for restoration of images degraded by uniform motion blur and additive noise, 1996 International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications, 1996.07.
58. 小野直樹, 瀧山龍三, ブレ画像の画像空間での修復について, 1995年電子情報通信学会春季大会, 1995.03.
59. 小野直樹, 瀧山龍三, 正則化フィルタによって修復された画像の補正について, 1994年テレビジョン学会年次大会, 1994.07.
60. 小野直樹, 瀧山龍三, 離散点で表された曲線の曲率の計算について, 電子情報通信学会技術研究報告 IE93-74, 1993.11.
61. 小野直樹, 瀧山龍三, 標本点で表された曲線の曲率による補間について, 電子情報通信学会技術研究報告PRU92-78, 1992.12.
62. 小野直樹, 瀧山龍三, 閉曲線の平滑化と等辺多角形近似, 第14回情報理論とその応用シンポジウム, 1991.12.
63. 小野直樹, 滝山竜三, データ点の垂直2等分線による円の検出, 電子情報通信学会技術研究報告IE90-87, 1991.01.
64. 滝山竜三, 小野直樹, 矢野啓司, 閉曲線の等辺多角形近似とその前処理について, 電子情報通信学会技術研究報告IE90-86, 1991.01.
65. 小野直樹, 滝山竜三, 線図形の等辺多角形近似とその認識への応用, 電子情報通信学会技術研究報告PRU89-92, 1990.01.
66. 小野直樹, 滝山竜三, 繰り返し過程による点集合への曲線当てはめ, 第12回情報理論とその応用シンポジウム, 1989.12.
67. 滝山竜三, 小野直樹, 外波雅史, テクスチャ情報による画像の同定について, 電子情報通信学会技術研究報告IE88-109, 1989.02.
68. 滝山竜三, 小野直樹, ディジタル点群の2次曲線による近似について, 電子情報通信学会技術研究報告IE88-108, 1989.02.
69. Ryuzo Takiyama, Naoki Ono, Restoration of rotationally blurred images, Proceedings - International Conference on Pattern Recognition, 1988.12, A method is proposed to restore rotationally blurred images, where an efficient coordinate transformation and an iterative restoring method are combined, taking into account noise. The transformation is more advantageous for the purpose than the usual one. In addition, since the restoration is performed iteratively, it requires less memory space and so it can be realized even on a personal computer..
70. 小野直樹, 滝山竜三, 逆フィルタの正則化による画像濃度の低下とその対策について, 第11回情報理論とその応用シンポジウム, 1988.12.
71. 小野直樹, 滝山竜三, 修復画像の濃度低下とその対策について, テレビジョン学会技術研究報告Vol.12, 1988.10.
72. 小野直樹, 滝山竜三, 回転ブレ画像のブレの中心とその回転角度の推定, 電子情報通信学会技術研究報告PRU87-87, 1988.01.
73. 小野直樹, 滝山竜三, 等辺多角形近似曲率関数-EPAC-を用いた横顔シルエットの同定, 電子情報通信学会技術研究報告MBE87-83, 1988.01.
74. 小野直樹, 滝山竜三, 回転ブレディジタル画像の修復, 第10回情報理論とその応用シンポジウム, 1987.11.
75. 小野直樹, 滝山竜三, ディジタル画像における座標変換について, 電子通信学会技術研究報告IE86-104, 1987.02.
76. 小野直樹, 滝山竜三, フーリエ、メリン変換による位置、尺度、回転に不変な図形処理, 第9回情報理論とその応用シンポジウム, 1986.10.

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