九州大学 研究者情報
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五十嵐 伸吾(いがらし しんご) データ更新日:2023.06.16



主な研究テーマ
起業家教育及び起業意思形成から起業行動のプロセス
キーワード:起業家教育、起業意思、起業行動
2016.04~2021.06.
起業機会発見から識別、評価、起業
キーワード:起業機会発見、機会認識
2006.09.
技術系スタートアップ企業の成長パターンとマネジメント
キーワード:スタートアップ企業、企業成長
2003.04.
研究業績
主要著書
1. 五十嵐 伸吾, 怱那 憲治, 長谷川 博和, 高橋 徳行, 山田 仁一郎, アントレプレナーシップ入門~ベンチャーの創造を学ぶ[新版], 有斐閣, 2022.09, 最新のアントレプレナーシップ学説に沿った教科書.
2. 五十嵐 伸吾, 怱那 憲治, 長谷川 博和, 高橋 徳行, 山田 仁一郎, アントレプレナーシップ入門~ベンチャーの創造を学ぶ, 有斐閣, 2013.12, 最新のアントレプレナーシップ学説に沿った教科書.
3. Author ;Noriko Taji, Emiko Tsuyuki, Tomoyo Kazumi,Haruomi Shindo, Shingo Igarashi, High-Tech Startup Management Strategies:Case Studies and Issues in Japan, 2010.12.
主要原著論文
1. @五十嵐伸吾, チャルマース工科大学(スウェーデン)における起業家教育~どのように起業家教育は技術商用化の3 つのリスクを取り扱うか?, 研究イノベーション学会「研究 技術 計画」, 33, 2, 119-133, 2018.09, 本稿では、起業家教育の事例としてスウェーデンのチャルマース工科大学を取り上げる。チャルマース工科大学はテクノロジー・スタートアップと起業家を同時に搬出することを教育の目標としており、大学や企業、発明家からアイデア(権利化前の発明や発見)を集め、そのアイデアに基づきいかに商業化するかを教育の中心に据えていた。大学発のNTBFsは既存市場を破壊させるか新市場を創出する「能力破壊的イノベーション」を実現するようなラディカルな発見・発明が基盤となるものが多い。このため、大学発NTBFsは高い不確実性に直面するため、技術の商用化する際の「3つのギャップ」の克服が求められる。チャルマース工科大学の起業家教育では、この「3つのギャップ」に対応する形で教育がデザインされており、結果として地域エコシステムの多様な人材供給を果たしていた。.
2. 五十嵐伸吾, テクノロジー・スタートアップと地域エコシステム―福岡にいかにテクノロジー・スタートアップ創出のエコシステムを形成するか―, 日本ベンチャー学会誌Venture review, 31, 3-13, 2018.01, 先行研究によれば、地域の経済や産業を維持・発展させるためには、不断のイノベーションの創出が不可欠であり、その担い手は「イノベーターズ・ジレンマ」を抱える既存企業には務まらず「破壊的イノベーション」を追及するNTBFsとなる。これらNTBFsは大きなリスクと直面するため成功確率は極めて低く、簇業1)を促すエコシステムの形成が不可欠となる。
エコシステム形成の前提条件は「技術とヒトの一定の集積」であり、そこからエコシステムの形成プロセスが始まる。福岡では技術的な集積は実現できているもののヒトの集積には課題が残る。その問題を解決した上で、地域内外の各セクターが相互補完しながらエコシステム形成のプロセスを進める必要があり、そのためには九州大学が「企業家大学」へ移行することが必要となる.
3. 五十嵐 伸吾, 「地域における起業促進の一類型 ~ アルプス電気盛岡工場が醸成した起業家精神」, 法政大学地域研究センター, 2012, 5, 89-104, 2013.03, アルプス電気の東北進出の歴史・背景より起業家精神を醸成する文化がいかに形成されたかを報告.
4. Shingo IGARASHI, Noriko TAJI, "How Could we Encourage Start-ups? : The Cases at Iwate Prefecture in Japan", Frontiers of Entrepreneurship Research 2011, Babson College, Accept, 2011.12.
5. Shingo IGARASHI, A Pilot Study for a Growth Process of High-Tech Start-Ups: A Case Study of Access Corp. from the Aspect of Resource Accumulation, Asia Pacific Jornal of Innovation and Entrepreneurship, Vol.3,No.1,pp.7-26, 2009.05.
6. 田路則子、五十嵐 伸吾, レイテックス ~ ハイテクスタートアップの成長プロセス, 一橋ビジネスレビュー, 2009年SPR. 56巻4号、pp132-146, 2009.03, [URL].
7. 五十嵐 伸吾, 「日本のスタートアップスの成長プロセス:資金調達マネジメントを中心に」, 「マーケティング・経営戦略のビジネス数理」, 朝倉書店 pp.189-204, 2009.03.
8. 五十嵐 伸吾, 「日本のハイテクスタートアップスの成長プロセス ~ 資源蓄積から見たACCESSの事例研究」, 「研究 技術 計画」, Vol.23、No.2, 2008.09.
9. 五十嵐 伸吾, 日本のスタートアップスの現状, 一橋ビジネスレビュー, 2005年SUM. 53巻1号、pp16-35, 2005.06.
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
主要学会発表等
1. Shingo IGARASHI, "Practical education programs in Kyushu University ~ How could we teach “serendipity” in entrepreneurship education programs?", 2021 California Entrepreneurship Educators Conference, 2021.04, [URL].
2. 五十嵐 伸吾, 全学的なアントレプレナーシップ教育のデザイン  ―マインド変革か起業家輩出か―, 法政大学イノベーション・マネジメント研究センター国際シンポジウム, 2017.02, [URL], アントレプレナーシップ教育の先行研究を整理した上で、九州大学におけるアントレプレナーシップ教育の設計プロセス、意図等を対比して、経過等を報告.
3. 五十嵐 伸吾, 九州大学におけるアントレプレナーシップ教育, 日本ベンチャー学会 第16回全国大会, 2014.11, アントレプレナーシップ教育に関するセッションにおき、QRECのカリキュラム設計、設計の上での理論的背景、実施結果を発表した.
4. 五十嵐 伸吾, 長平 彰夫, 起業機会の発見及び創造に関する事例研究~アルプス電気盛岡工場のスピンアウト企業群の起業プロセス, 日本経営システム学会 第51回(2013年秋季)全国研究発表会, 2013.12, 1企業の1工場からスピンアオトした企業群の起業プロセスを比較検討することで、起業機会の発見、あるいは起業機会の創造の両方のケースが存在することを実証した.
5. 五十嵐 伸吾, スウェーデンのアントレプレナーシップ教育の調査研究~ストックホルム、ヨーテボリ、ルンド、ウプサラ4か所の比較検討, 日本ベンチャー学会 第16回全国大会, 2013.11, スウェーデンの大学で実施されているアントレプレナーシップ教育をストックホルム、ヨーテボリ、ルンド、ウプサラ4か所の運営主体、講義形式等を含めた比較検討を実施した.
6. 五十嵐 伸吾, 『起業家教育の「これまで」と「これから」~九州大学におけるアントレプレナーシップ教育について』, 日本ベンチャー学会 第15回全国大会, 2012.11, QRECのアントレプレナーシップ教育の設計コンセプト、運営、教育方法を報告.
7. Shingo IGARASHI,Ikkei MATSUDA, Sanjeev Sinha, "Entrepreneurship and Risk Management" in "Global Indian Friends for Japan – Initiative", India Institute of Technology(IIT) Alumni Association Japan, 2011.07.
8. Shingo IGARASHI, Noriko TAJI, How Could We Encourage Start-ups? The Cases at Iwate Prefecture in Japan, 2011 Babson College Entrepreneurship Research COnference, 2011.06.
9. 五十嵐伸吾、片野 圭二、藤澤 久一、小川 淳, 「盛岡発起業家創出モデル~アルプス電気スピン・アウトベンチャーから学ぶもの」(「ベンチャー企業こそ復興の担い手:被災地からのアピール」第一部)
, 日本ベンチャー学会, 2011.05.
10. 五十嵐 伸吾, 日本の起業プロセスと起業機会に関する試行的研究 ―ソフトウェア・スタートアップスの起業決意と起業機会に関する定量的アプローチ―
, 2009年 日本ベンチャー学会年次大会, 2009.11.
11. 五十嵐 伸吾, 技術系スタートアップ企業の成長プロセス ~ 株式会社アクセスの事例, 2009年 組織大会, 2009.06.
12. 五十嵐 伸吾, 技術系スタートアップ企業の成長プロセスとマネジメント, 2007年 日本ベンチャー学会年次大会, 2007.11.
13. Shingo IGARASHI, Noriko TAJI, The Growth model of Japanese high-tech start-ups, 2006 BABSON College Entrepreneurship Research Conference, 2006.06.
14. 五十嵐 伸吾、桑嶋 健一, 技術系スタートアップ企業の成長プロセスとマネジメント, 2005年 研究技術計画学会年次大会, 2005.10.
15. Shingo IGARASHI, Noriko TAJI, The Growth model of Japanese high-tech start-ups, Asia Academy of Management, 2005.08.
学会活動
所属学会名
日本経営システム学会
組織学会
International Council for Small Business
Strategic Management Society
研究・技術計画学会
日本ベンチャー学会
学協会役員等への就任
2023.04~2024.03, フクオカ・スクール・オブ・アントレプレナーシップ実行委員会, 実行委員長.
2017.06~2019.07, 日本ベンチャー学会, 運営委員.
2016.06~2020.06, 日本ベンチャー学会, 理事.
2011.11~2017.10, 日本ベンチャー学会, 運営委員.
2010.06~2013.06, 日本ベンチャー学会, 理事.
2008.06~2010.06, 日本ベンチャー学会, 運営委員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2023.05.27~2023.05.27, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第11回, コーディネイト.
2023.02.15~2023.02.15, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第10回, 企画責任者、コーディネイト.
2022.09.16~2022.09.17, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第9回, 企画、コーディネイト.
2022.03.22~2022.03.22, Fukuoka School of Entrepreneurship(FSE) 第4回 FDプログラム, 企画責任者、コーディネイト.
2022.03.22~2022.03.12, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第7回, 企画責任者、コーディネイト.
2020.12.05~2020.12.06, 日本ベンチャー学会 第23回全国大会, コーディネーター.
2020.02.01~2020.02.01, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第6回, 企画責任者、コーディネイト.
2019.12.07~2019.12.08, 日本ベンチャー学会 第22回全国大会, コーディネーター.
2019.10.29~2021.10.29, EDGE-NEXT 東海シンポジウム 2018, 企画.
2019.10.13~2021.10.13, EDGE-NEXT 東海セミナー 2018, 企画、コーディネーター.
2019.10.05~2019.10.05, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第5回, 企画責任者、コーディネイト.
2019.06.22~2019.06.22, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第4回, 企画責任者、コーディネイト.
2019.02.11~2019.02.11, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第3回, 企画責任者、コーディネイト.
2018.12.08~2018.12.09, 日本ベンチャー学会 第21回全国大会, コーディネーター.
2018.05.27~2021.05.27, 日本ベンチャー学会 起業家教育に関する分科会 第1回, 企画責任者、コーディネイト.
2017.12.02~2017.12.03, 日本ベンチャー学会 第20回全国大会, 運営委員・審査委員.
2016.10.14~2016.10.14, 企業内技術士シンポジウム2016 『新たなサービスの創造術「デザインシンキング」 ~顧客は自分たちの欲しいものを知らない~』, 企画、話題提供、パネリスト.
2016.10.01~2016.10.01, 日本ベンチャー学会 『起業家(アントレプレナーシップ)教育事例共有ワークショップ』, コメンテーターおよびパネリスト.
2014.11.30~2015.10.13, 日本ベンチャー学会 第17回全国大会『アントレプレナーシップ教育とイノベーション人材の育成~ポスドク研究者・博士課程学生のキャリアパスの多様化』, パネリスト.
2013.09.14~2013.09.14, 札幌BizCoffeeセミナー, コーディネータ.
2011.02.23~2011.02.23, マーケティング戦略講座 異業種コラボによるマーケティング戦略, 講師.
2011.02.19~2011.02.19, QREC学生のための Kick off シンポジウム『私の学生時代・私のアントレプレナーシップ』, 企画、コーデイネイト.
2010.03.18~2010.03.18, 九州大学VBL『イノベーションと起業家精神:大学の果たすべき役割』, 企画.
2009.09.09~2009.09.09, 九州大学VBL、日本ベンチャー学会「産官学の新たな連携を模索して~インド工科大学新分校設立に向けた取り組みを例として」, 企画、コーディネイト.
2009.01.31~2009.01.31, 九州大学VBL「TiEの活動から学ぶグローバル・アントレプレナーシップ」, 企画.
2009.01.21~2009.01.21, JETRO「クリーンテック・ベンチャーとシリコンバレー事情」, 講師.
2009.01.20~2009.01.20, JETRO「クリーンテック・ベンチャーとシリコンバレー事情」, 講師.
2008.07.10, 日本ベンチャー学会 7月シンポジウム  エンジェル税制の改革と投資家、ベンチャー企業、VCに与える影響, 企画、コーディネイト.
2007.12.17~2007.12.17, 『日本のハイテク・スタートアップを巡るファイナンス環境の現状について』, 企画、コーディネイト.
2007.11.14, 情報通信研究機構「起業家経営塾 in 福岡」, 講師・コーディネイト.
2007.11.01, 情報通信研究機構「起業家経営塾 in 広島」, 講師・コーディネイト.
2007.10.04, 情報通信研究機構「起業家経営塾 in 松山」, 講師・コーディネイト.
2007.06, 日本ベンチャー学会定例会  『シリアル・アントレプレナーから学ぶ起業プロセス~起業機会発見、起業、スタートアップ・マネジメントそして起業家教育の是非』, 企画、コーディネイト.
2006.12, 丸の内インタラクションプロジェクト「ITベンチャー創出の起爆剤~ 76世代登場を支えるもの」 , 企画、コーディネイト.
2006.11, 情報通信研究機構「起業家経営塾 in 名護」, 講師.
2006.11, 情報通信研究機構「起業家経営塾 in 熊本」, 講師.
2006.10, 経済同友会 「同友会起業フォーラム2006」, コーディネイト.
2006.10, 情報通信研究機構「起業家経営塾 in 大分」, 講師・コーディネイト.
2006.10, 「もう一つのπ型フロントランナー像」〜学と産の境界で〜 北海道大学(21世紀COE「魅力ある大学院教育」採択プログラム), 講演・パネリスト.
2005.11, 創業者応援団フォーラム2005, パネリスト.
2001.09, 経済産業研究所(RIETI) 政策シンポジウム, ディスカッサント.
2000.11, 創業・ベンチャー国民フォーラム 近畿地方シンポジウム in OSAKA, パネリスト.
学術論文等の審査
年度 外国語雑誌査読論文数 日本語雑誌査読論文数 国際会議録査読論文数 国内会議録査読論文数 合計
2022年度      
2021年度      
2018年度      
2017年度     24  26 
2016年度       28  28 
2011年度      
2010年度      
2009年度      
2008年度      
2007年度      
2006年度      
その他の研究活動
海外渡航状況, 海外での教育研究歴
Chalmers School of Entrepreneurship(C.S.E) in Chalmers Institute of Technology, Sweden, 2011.09~2011.11.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2023年度~2026年度, 基盤研究(C), 代表, 地域主要企業撤退後のスタートアップの創生とエコシステムの形成.
2009年度~2011年度, 基盤研究(C), 代表, ハイテクスタートアップの「起業プロセス」に関する研究.
2006年度~2008年度, 基盤研究(B), 代表, ハイテク・スタートアップの成長モデルと創出インフラに関する研究.
共同研究、受託研究(競争的資金を除く)の受入状況
2023.04~2024.03, 連携, イノベーション活動における技術的・論理的指導.
2022.04~2023.03, 連携, イノベーション活動における技術的・論理的指導.
2021.04~2022.03, 連携, イノベーション活動における技術的・論理的指導.
2019.07~2020.03, 連携, グロースフェーズにあるスタートアップ企業におけるグロースターニングポイント、人材要件及びUIJターン等の転職候補者の移住要件に関する研究.
2018.10~2021.03, 代表, 大学の研究成果を基にしたベンチャー企業の創出を目的とする教育プログラムの開発.
2020.04~2021.03, 連携, イノベーション活動における技術的・論理的指導.
2019.10~2020.03, 連携, イノベーション活動における技術的・論理的フレームワークと文化の習得.
寄附金の受入状況
2011年度, 中小企業基盤整備機構, 中小企業後継人材育成のための冠講座の開講.
2010年度, 中小企業基盤整備機構, 中小企業後継人材育成のための冠講座の開講.
2009年度, 経済産業省, 大学・大学院における起業家教育推進ネットワーク「モデル講座」.
2009年度, 中小企業基盤整備機構, 中小企業後継人材育成のための冠講座の開講.
2008年度, 中小企業基盤整備機構, 中小企業後継人材育成のための冠講座の開講.

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