Kyushu University Academic Staff Educational and Research Activities Database
List of Reports
Kousei Ishigami Last modified date:2024.04.10

Professor / Department of Clinical Radiology, Graduate School of Medical Sciences / Department of Clinical Medicine / Faculty of Medical Sciences


Reports
1. 頭部MR-CT像撮影のroutine化の研究.
2. 術後11年に肝転移をきたした軟骨肉腫の1例.
3. 肝未分化癌(undifferentiated carcinoma of the liver).
4. 11年後に肝転移をきたした肋骨原発Chondrosarcomaの1例.
5. 腎放射線晩発障害の早期指標としての増殖関連遺伝子.
6. 増殖関連遺伝子は晩発性放射線腎障害の早期指標になりうるか.
7. Magnetization transfer contrast(MTC)に及ぼす筋収縮の影響について.
8. M Otsuka, M Hatakenaka, K Ishigami, K Masuda, Epidermal growth factor gene expression: Another potential early indicator for late radiation damage of the mouse kidney, RADIOLOGY, Vol.217, p.156, 2000.11.
9. 肋骨の圧排による肝内偽病変と肝機能との関連について.
10. 膵胆道系悪性腫瘍の進展度診断における血管解析ソフトの応用.
11. 【自己免疫性膵炎の新たな展開】 自己免疫性膵炎のCT・MR所見.
12. 【膵腫瘍の画像診断】 CT.
13. 【膵疾患 病態に基づく画像診断を目指して】 膵癌のCT/MRIによる検出,鑑別,病期診断.
14. 【腎泌尿器疾患のわかりやすい画像診断 正常画像と異常画像】 副腎・後腹膜:後腹膜疾患 後腹膜腫瘍,後腹膜線維症など.
15. 【胆嚢癌の早期診断の現況と新たな展開】 dynamic MRIによる胆嚢癌の早期診断
胆嚢癌の早期診断におけるdynamic MRの役割は,その高い濃度分解能を活かし,濃染パターンと形態学上の特徴を用いて行う鑑別診断と,隆起性病変の基部における漿膜下浸潤の有無を判定する深達度診断の2つに大別される.対象はUS等によって発見もしくは疑われた病変であり,精査として位置付けられる.具体的には,まず病変と胆嚢そのものの位置関係・オリエンテーションを把握し,病変を評価しやすい断面でdynamic MRを施行することが最も重要な技術的事項である.鑑別疾患においては,病変を隆起型と壁肥厚型にまず分類しそれぞれの鑑別対象疾患を想定して診断する.癌は,新生血管と間質両者を反映する遷延性濃染パターンを呈することで特徴づけられる.ただし,従来から言われている大きさによる因子も充分考慮する.深達度診断では隆起性病変基部での遷延性・遅延性濃染が漿膜下浸潤を示唆する.基部と病変全体が含まれる断面で撮像・評価することが肝要である(著者抄録).
16. 【最新の膵癌の診断と治療】 膵癌のMDCTによる術前進展度診断 脈管・膵被膜浸潤などを中心に.
17. 【実地医家のための画像診断実践ガイド CT,MRI,PETをいかに日常診療に利用するか】 実地医家がCT,MRI,PETを日常診療にとり入れるときに必要な基本情報 機器と撮影法の種類 目的による選択法 MRI検査(T1,T2強調像を含めて).
18. 【多臓器疾患の知識 専門医試験に役立つ鑑別診断】 消化管に多発性腫瘍を認める症候群.
19. 【医療環境の変化に対して放射線診療は今後どう対応すべきか 画像診断を中心に】 臓器特異性MRI造影剤による画像診断へのインパクト 今後の展望も含めて.
20. 【体腔鏡手術に必要な画像診断】 肝・胆嚢・膵.
21. 【マルチモダリティによるAbdominal Imaging(臨床編) 日常臨床における戦略と選択】 膵腫瘤 膵腫瘤の診断 包括医療時代における膵腫瘤の画像診断 九州大学病院.
22. 【どう使うマルチスライスCT(MDCT)】 膵癌のMDCT診断 dynamic studyとMPR画像
CTは非侵襲的に存在,質的,進展度の総合診断を行えるという点で,膵疾患の画像診断の中心的役割を果たしてきた.さらにMDCTの登場により,時間分解能と空間分解能は飛躍的な進歩をとげ,膵のCT画像も進歩した.高時間分解能は薄いスライス厚での多相性dynamic studyを可能にし,高空間分解能はMPR画像の画質の著明な向上をもたらした.これらのdynamic studyや高分解能MPR画像が膵領域におけるMDCTの最大の利点である.本稿では,膵実質相,門脈相,遅延相の三相撮像を基本とする膵のdynamic studyについて,造影剤の血行動態の観点から解説し,われわれの施設での撮影プロトコールを紹介した.MPR画像およびその発展形ともいえるCPR画像については,その臨床的有用性を強調し,最近のわれわれの試みについても簡単に述べた(著者抄録).
23. 【この処置の直後どう見る?どう動く?】 検査関連 MRIの直後.
24. 肝癌患者に対する生体肝移植術前画像診断の肝癌診断能 全肝摘出標本との対比.
25. 症例で見る造影CTの実際 マルチスライスCTの領域別テクニックシリーズ 腹部領域 肝・膵における検査法とその有用性.
26. 異常所見を見逃さない読影の秘訣 腹部CT 転移検索などを念頭に.
27. 多時相肝MDCTの差分画像作成における非線形位置補整ソフトの開発.
28. 【転移の画像診断】 肝.
29. 【膵疾患における画像診断の進歩】 膵疾患のMDCT診断
膵疾患のMDCT診断を行うための必要な知識として、MDCTの特長、膵のダイナミックCT、3次元画像の臨床的有用性について解説した。MDCTの特長は高時間分解能と高空間分解能にあり、それらを利用して得られるボリュームデータは臨床に役立つ3次元画像を提供する。膵のダイナミックCTは膵実質相、門脈相、遅延相の3相撮像が基本であり、適切な撮像開始時間を設定するためには造影剤の血行動態を理解しておくことが重要である。CTAは膵疾患の術前血管造影を不要にし、MPRは膵疾患の診断能を向上させた。さらに主膵管の全長を1画像で表示できるCPRは膵疾患のMDCT診断にはなくてはならない画像となっている。(著者抄録).
30. 【肝腫瘍の血流動態診断】 早期肝細胞癌・境界病変の血流動態診断
肝細胞癌の多段階発育のうち,早期の段階(境界病変から早期肝細胞癌)における血流状態と病理学的診断の間にはoverlapが多い.肝細胞性結節の血流状態を既存動脈,門脈,新生血管の関係で説明する際,現在の考え方では説明困難な領域の1つである.今回,「早期の新生血管には門脈血流が流れている」との新たな仮説を導入し再度解析を試みた結果,比較的良好な知見が得られたので呈示する.この仮説によれば,門脈血流が周囲よりも増加している結節の存在も理解しやすくなる(著者抄録).
31. 【病院でよく使われる薬物療法】 造影剤の安全な使用法.
32. Iliopsoas Grooveおよびその近傍に認められる病変の画像所見.
33. B型・C型肝炎ウィルス感染患者における膵容積の比較 MDCT再構成画像を用いた膵のvolumetry.
34. 非典型的あるいはユニークな画像所見を呈した胃癌転移再発症例と胃癌類似の画像所見を呈した症例.
35. 術後15年に再発した卵巣癌の一例.
36. 膵腎同時移植術後、腎動脈狭窄をきたした1例.
37. 肝鎌状靱帯動脈の描出頻度と臨床的意義 血管造影、ダイナミックCT、動注CTにおける比較.
38. 悪性黒色腫の胆嚢転移の一例.
39. 子宮頸癌患者における卵巣移動術後の卵巣静脈のMDCTでの検出能.
40. 中心性瘢痕を伴った肝細胞癌の一例.
41. 【閉塞性黄疸の画像診断】 MDCT検査.
42. 【膵臓外科の新たな展開】 IPMNの手術適応と治療成績
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は,腺腫より境界病変,粘膜内癌,微小浸潤癌,IPMN由来の浸潤癌へと連続する病変と考えられている.境界病変(粘膜内癌)以上が手術適応で,腺腫は経過観察とする.術前異型度診断が粘膜内癌の診断では膵頭十二指腸第2部切除や膵分節切除などの膵縮小手術の適応となる.浸潤癌の診断ではD2リンパ節郭清を伴う膵切除の適応となる.IPMNでは周辺の膵管に異型上皮の進展を認めるので,膵断端の術中迅速診断での検索は必要で,高度以上の異型上皮では追加切除の適応となる.異時性,同時性の他臓器癌や浸潤性膵管癌の併存にはIPMN診断時や経過観察などで注意する必要がある.(著者抄録).
43. 【肝胆膵の画像診断 最近の進歩】 MRIによる胆膵の診断.
44. 【肝胆膵における画像診断の新展開】 膵臓疾患に対する新展開 炎症性疾患 膵のCT/MRI診断.
45. 【癌における画像診断の進歩】 胆膵悪性腫瘍における画像診断の進歩
マルチスライスCTの検出器の多列化は、等方性ボクセルを可能とし、理想的な三次元画像が容易に得られるようなった。高画質のCTAやMPRは胆膵疾患の診断に有用であり、curved-MPR像は胆膵悪性腫瘍の診断能を向上させた。MRIでは三次元データ収集法がルーチン撮像法となり、三次元ダイナミックスタディや三次元MRCPが胆膵疾患の診断にもたらす効果は大きい。拡散強調像も胆膵領域に臨床応用可能となり、膵癌などの診断にその有用性が期待されている。(著者抄録).
46. 【画像診断医のための膵炎のすべて】 自己免疫性膵炎 病理、画像所見から治療まで.
47. 【急性腹症の画像診断 最近の考え方】 肝胆膵疾患による急性腹症.
48. 【分枝型IPMNの長期経過と手術適応】 分枝型IPMNと浸潤性膵管癌の併存ならびに鑑別
分枝型IPMNにはIPMNと離れた膵管より膵管癌が発生しうる(IPMN併存の膵管癌)。一方、IPMNは微小浸潤癌よりIPMN由来の浸潤癌へと進展する(IPMN由来の浸潤癌)。IPMN由来の浸潤癌ではIPMNより浸潤癌への移行像が認められることが必要である。IPMN併存の膵管癌が、IPMNと近接、もしくは一部接するとIPMN由来の浸潤癌との鑑別が困難となる。また、IPMN由来の浸潤癌も浸潤癌部が大きくなって、IPMN由来の根拠となっている移行像が破壊され、移行像が示されなくなった例も存在する。そうした例では移行像がないため、IPMN併存の膵管癌との鑑別が困難となる。IPMN併存の膵管癌とIPMN由来の浸潤癌とはその臨床病理学的特徴が明らかにされていないので、厳密な定義を満たす例に限って、検討を進めていく必要がある。(著者抄録).
49. 【あなたのそばにもIPMN】 IPMNには通常型膵癌が合併する
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は、他臓器癌を20~30%に認めることが報告され、特に胃癌、大腸癌の合併が多いことが知られている。また、IPMNとは離れた膵管に通常型膵管癌が合併する。自験例IPMN111例では12例に通常型膵管癌が合併していた。そうしたIPMNは、高齢男性の4cm以下の分枝型IPMNで、腺腫であった。IPMN合併の膵癌には、粘膜内癌を含む早期(小)膵癌が多く含まれていた。高齢、男性の4cm以下の分枝型IPMNでは同時性、もしくは異時性の膵癌の合併に注意する必要がある。(著者抄録).
50. 【IPMNと通常型膵管癌の合併は稀か?】 IPMNと通常型膵管癌の合併.
51. 膀胱に発生したsolitary fibrous tumorの1例.
52. 胆道閉鎖症術後における肝の形態変化について.
53. 肝細胞癌の血管内治療におけるCone-beam CTの有用性 結節および栄養血管の検出能.
54. CT-guided radiofrequency ablation for osteoid osteoma
Osteoid osteoma is a benign bone tumor traditionally treated nonoperatively or by operative excision. However, radiofrequency ablation (RFA) is being used increasingly for treatment of osteoid osteoma, as there are several reports supporting its effectiveness. We present a case of osteoid osteoma of femur in an 18-year-old boy. The patient complained of pain in right hip and knee joint. The osteoid osteoma lesion was successfully treated by percutaneous computed tomography (CT)-guided RFA using the cool-tip RFA system under general anesthesia. He had total pain relief within 24 hours following the procedure. No complications were recorded. He discharged on foot two days after RFA therapy. Complete regression of symptoms was observed at 2-year follow-up. CT-guided RFA for osteoid osteoma is a safe, effective and minimally invasive procedure with high success rate and lack of relapse..
55. 尾状葉肝細胞癌に対する経血管的治療の治療成績.
56. 多血性肝細胞癌のdynamic MR washoutパターンと病理所見の関係について.
57. 卵巣未熟奇形腫に認められた腹膜神経膠腫症の一例.
58. 副腎腫瘍の鑑別診断.
59. 【ER必携 腹痛の画像診断】 急性腹症の画像診断 出血.
60. SPIO投与前後での肝のT2*およびT2 mapping 肝機能との関連について.
61. SPIO-MRIによる肝細胞癌の検出能 拡散強調画像の付加価値.
62. CTガイド下ラジオ波焼灼療法で治療した類骨骨腫の一例
18歳男。9ヵ月前からの右股関節痛・右膝痛を主訴として近医を受診した。臨床所見および画像検査から、右大腿骨類骨骨腫と診断され、CTガイド下ラジオ波焼灼療法(RFA)目的で紹介受診した。ガドリニウム造影では増強効果を認め、類骨骨腫のnidusと考えた。MRIの脂肪抑制T2強調画像冠状断では、nidus周囲に高信号域を認め、周囲の浮腫性変化と考えた。CTガイド下RFAは全身麻酔下に仰臥位で施行した。術中術後に合併症を認めなかった。治療翌日より鎮痛剤の内服なしでVASは0点となり、治療2日後に独歩で退院した。治療3ヵ月後には臨床症状の再発は認めず、MRI上もnidusの増強効果はほぼ消失し、周囲の浮腫性変化も不明瞭化した。治療後2年経過後も症状の再発を認めていない。.
63. 過去の治療によるS4肝実質の萎縮・線維化が原因と思われた肝動脈一本化の不成功例 肝動注リザーバー留置術における注意点.
64. 膵腫瘤の画像診断.
65. 腎細胞癌の予後予測におけるMRIの有用性.
66. 肝細胞癌TACE後のマージン判定における3D CTHA/CT Fusion画像の有用性.
67. 小児肝芽腫に対するTACEの安全性と治療成績.
68. 塊状の限局性リンパ球集簇を含有する後腹膜脂肪肉腫の一例.
69. 【肝細胞癌の画像診断と病理・病態 現状と将来展望】 肝細胞癌脈管浸潤の画像診断と病理.
70. 【肝細胞癌の画像診断と病理・病態 現状と将来展望】 特殊な病理像を示す肝細胞癌の画像と病理.
71. 【ENBD・RFA・PEG・ESD、etc 消化器外科の手術以外の治療17】 経皮経肝門脈塞栓術(PTPE).
72. 【ENBD・RFA・PEG・ESD、etc 消化器外科の手術以外の治療17】 肝動脈化学塞栓療法(TACE).
73. SPIO(super paramagnetic iron oxide)-MRIを用いた肝機能の定量的評価 肝受容体シンチとの比較.
74. Groove膵癌とGroove膵炎の画像所見の比較 門脈相における鑑別の検討.
75. 腎細胞癌と鑑別が困難であった黄色肉芽腫性腎盂腎炎の1例.
76. 生体肝移植症例における肝細胞癌の診断能 dynamic CT、EOB-MRI、CTHA/CTAPの比較.
77. エピネフリン動注下TACEが奏効した胆管内発育肝細胞癌の1例.
78. 【最新分類に基づく画像による悪性腫瘍の病期診断2010】 膵.
79. SPIO-MRIで認められる肝細胞癌辺縁部のT2*短縮域について.
80. MRI拡散強調像で高信号を呈した膵リンパ上皮性嚢胞の1例.
81. Lipomatous pseudohypertrophy of the pancreas(LPP)の一症例.
82. Gd-EOB-DTPA造影MRIを用いた肝機能の評価 肝受容体シンチとの比較.
83. Gd-EOB-DTPA造影MRI肝細胞相にて造影剤の取り込みを認めた肝細胞癌の検討.
84. Contrast Enhanced MDCT(Season 4) 領域別に見るMDCTの検査・診断up-to-date(Vol.03) 腹部領域 上腹部領域における64列MDCTの有用性 肝臓を中心に
multidetector-row CT(MDCT)が登場したのは十数年前であるが、その後MDCTは多列化し、現在では128~320列の検出器を持ったCTも臨床使用されている。多列MDCTの画像は、空間分解能が高く、isotropic imageのため三次元再構成が可能で、任意の方向から関心領域を観察できる利点がある。一方で、時間分解能にも優れており、呼吸性移動の影響を受けにくく、撮影タイミングの違いや遅れで診断が難しい病変にも対応が可能となった。これは、心・大血管領域だけでなく、腹部領域でも非常に有用と考えられる。本稿では、上腹部、特に肝臓領域における64列MDCTの有用性と、実際の臨床的な活用法について例を挙げて概説する。(著者抄録).
85. 腎腫瘤の鑑別診断 嚢胞性腎腫瘤.
86. 画像的に脾組織が同定困難な類表皮嚢胞と膵粘液性嚢胞性腫瘍との画像所見の比較.
87. 拡散強調画像の有用性が示唆された肝硬化性血管腫の1例.
88. 当科で経験した小膵癌6症例の検討.
89. 動脈性消化管出血に対する動脈塞栓術の有用性についての検討.
90. 副腎皮質過形成のdynamic CT所見の解析 washoutを中心に.
91. 【膜の局所解剖と画像診断】 腹膜・筋膜に沿った病変の進展.
92. 【胆道画像診断のコモンセンス】 良性胆管狭窄.
93. 【経過を追えた小膵癌 この所見に気をつけろ!】 【症例呈示】 糖尿病と膵癌
膵癌は診断時にすでに切除不能であることが多く,早期に診断し,切除可能例を増やすことが予後向上に重要であると考えられる.2009年版,膵癌診療ガイドラインでは膵癌の危険因子の1つとして糖尿病を挙げている.糖尿病の診療に際し,新規発症例(特に高齢発症例)や誘因のない血糖コントロールの急激な悪化例などに対しては膵癌を念頭に置き,積極的に腹部USや腹部造影CTなどを行う必要がある.小膵癌の場合,腫瘤自体の描出は困難であることもあるが,主膵管拡張や小嚢胞などの間接所見を見逃さずにEUSやERCPなどのさらなる精査を行うことで膵癌といえども早期発見につながる可能性がある.(著者抄録).
94. 【混合型肝癌および胆管形質を示す肝細胞癌:肝ステム細胞のインパクト】 混合型肝癌(新WHO分類を中心に) サブタイプ 細胆管癌の臨床・画像診断.
95. 【All About Gd-EOB-DTPA MRI】 肝障害とEOB取り込み.
96. BCG膀胱注入療法に伴う腎肉芽腫の1例.
97. 膵管内進展を呈した膵腺房細胞癌の1例.
98. 膵漿液性嚢胞腫瘍の画像所見の再検討 粘液性嚢胞腫瘍や膵管内乳頭粘液性腫瘍との鑑別上の問題点.
99. 腎盂癌の検出におけるMRI拡散強調像の有用性.
100. 胆管内乳頭状腫瘍(IPN-B)の1例.
101. 武藤 純, 調 憲, 吉屋 匠平, 的野 る美, 戸島 剛男, 播本 憲史, 山下 洋一, 池上 徹, 吉住 朋晴, 副島 雄二, 石神 康生, 前原 喜彦, 肝細胞癌におけるapelin/APJ系を介した新しい血管新生阻害療法に関する基礎的研究(Apelin/APJ system could be a new target of anti- angiogenic therapy against hepatocellular carcinoma), 日本癌学会総会記事, Vol.71回, p.64, 2012.08.
102. 肝内胆管癌のGd-EOB-DTPA造影MRI所見の検討 低分化肝細胞癌との対比.
103. 切除不能肝内胆管細胞癌に対するゲムシタビン併用シスプラチン肝動脈化学塞栓術の検討.
104. 【腹部のcommon diseaseの画像スペクトラム-良性疾患も多岐多彩-】 肝嚢胞・肝海綿状血管腫.
105. 【感染症の画像診断:早期に診断し、治療する】 腹部感染症 上腹部実質臓器・消化管.
106. 【再びIPMNの切除適応を考える】 IPMNに併存する通常型膵癌の診断をどうするか?
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN:intraductal papillary mucinous neoplasm)の3~10%に通常型膵管癌を合併することが報告されており、IPMNを通常型膵癌のハイリスク群として重点的に精査し、経過観察を行うことで併存膵癌を早期に診断できる可能性がある。IPMNの初診時および切除時にはendoscopic retrograde pancreatograhpu(ERP)下膵液細胞診と術中膵管洗浄細胞診が、他の画像診断法では捉えられない早期の併存膵癌の同定に有用である。一方、IPMNの経過観察中に早期の併存PDACを診断するためのサーベイランス法とERPの位置づけは確立されておらず、今後急ぎ検討すべき課題である。(著者抄録).
107. 【CT・MRI造影剤使用のためのA to Z】 MRI用細胞外液性造影剤の体内動態とそれに基づく造影剤の投与法 体幹部(心臓、大血管を除く).
108. FDG-PETにて高集積を呈した膵solid-pseudopapillary tumorの1例.
109. 男性に発症した後腹膜原発の粘液性嚢胞腺腫の1例.
110. 【膵炎・膵腫瘍の画像診断-稀な疾患との鑑別も含めて-】 膵粘液性嚢胞腫瘍.
111. 【Groove pancreatitisをめぐって】 Groove pancreatitisのCT診断
Groove pancreatitis(groove膵炎)のCT診断と鑑別診断、とくにgroove pancreatic carcinoma(groove膵癌)との鑑別上の問題点について概説した。Groove膵炎におけるCT診断の最も重要な役割は病変の存在診断であり、groove領域の異常所見を見逃さないように心掛けるべきである。Groove膵炎の病名は広く浸透しており、良性疾患としての側面が強調されてきた。Groove領域に病変を認めた場合、groove膵炎とgroove膵癌の両者の可能性を考慮する必要がある。Groove膵炎とgroove膵癌の画像診断上の鑑別点をいくつか紹介したが、両者の画像所見には重複が多く、鑑別困難例が少なくない。画像診断での鑑別に拘泥しすぎることなく、生検での確認を検討すべきである。(著者抄録).
112. 【Gd-EOB-DTPA造影MRIをさらに深く知る】 Gd-EOB-DTPA造影MRIにおける肝細胞癌周囲の取り込み低下域と微小血管浸潤の相関.
113. Multicystic renal dysplasiaの1例.
114. 診断が困難であった後腹膜脱分化型脂肪肉腫の1例.
115. 腎細胞癌に対する凍結療法 画像誘導下の新たな低侵襲治療.
116. 低被曝線量を用いたCT angiographyにおける逐次近似法の効果.
117. 上腹部領域における拡散強調像の最適化と肝細胞癌の検出における有用性の検討.
118. 【MRCPの20年と胆膵画像診断の進歩-エキスパートに学ぶ診断技術と読影法-】 MRCPで問題となるアーチファクト.
119. Multicystic biliary hamartomaの1例.
120. Role of diagnostic imaging in nonalcoholic fatty liver disease.
121. 当院における腎凍結療法の初期経験.
122. 副腎腫瘍の鑑別における拡散強調像の有用性の検討.
123. 【肝胆膵イメージング:画像が映す分子病理】 肝疾患 Gd-EOB-DTPA造影MRIによる肝障害度の評価.
124. 【病理像から読みとる膵・胆道画像診断のコツ】 病理像をイメージした膵・胆道画像診断の実際 病理像と画像診断との対比 腫瘤形成性膵炎の画像診断
腫瘤形成性膵炎は病態および病理組織学的な定義がいまだ明確にはされておらず、アルコール性慢性膵炎や原因不明な慢性膵炎が腫瘤を形成したもの、自己免疫性膵炎が腫瘤状を呈したものなどさまざまなものが含まれている。造影CTでは膵実質と等染を呈することが多い。Magnetic resonance imaging(MRI)、Endoscopic ultrasonography(EUS)、Endoscopic retrograde cholangiopancreatography(ERCP)でpenetrating duct signを認める場合もある。慢性膵炎や自己免疫性膵炎の典型的画像を呈していれば鑑別は比較的容易であるが、膵癌との鑑別が困難な場合も多く、画像所見や病理所見を総合的に判断することが必要である。(著者抄録).
125. 【いま話題の疾患update-腹部編-】 非アルコール性脂肪性肝疾患における画像診断の役割.
126. 難治性胆汁瘻に対して選択的PTPEが有用だった1例.
127. 腎腫瘍に対する経皮的凍結療法時のice ball径を予測する因子に関する検討.
128. 牛島 泰宏, 浅山 良樹, 西江 昭弘, 石神 康生, 高山 幸久, 岡本 大佑, 藤田 展宏, 本田 浩, 腎細胞癌に対する凍結療法における腎門部血管・腎盂への影響に対する検討(Significance of damage of renal hilar vessel and pelvis by cryoablation for renal cell carcinoma), IVR: Interventional Radiology, Vol.31, No.Suppl., p.186, 2016.04.
129. 【肝胆膵の鑑別診断のポイント】 (第2章)胆道系 肝門部腫瘤の鑑別.
130. 【肝胆膵の鑑別診断のポイント】 (第2章)胆道系 胆道系の拡張の鑑別.
131. 【肝胆膵の鑑別診断のポイント】 (第1章)肝臓 肝実質のCT吸収値びまん性低下の鑑別.
132. 【肝胆膵の鑑別診断のポイント】 (第1章)肝臓 肝実質のCT吸収値びまん性上昇の鑑別.
133. 【画像でみかける偶発的所見のマネジメント-あなたならどう書く?-】 肝胆膵脾 膵小石灰化.
134. 【画像でみかける偶発的所見のマネジメント-あなたならどう書く?-】 肝胆膵脾 膵管内乳頭腫瘍.
135. 【画像でみかける偶発的所見のマネジメント-あなたならどう書く?-】 肝胆膵脾 胆嚢ポリープ.
136. 【マルチモダリティによるAbdominal Imaging 2016[臨床編] 日常臨床における代表的疾患の画像診断のコツ】 肝 肝内胆管がんと肝転移の診断
肝内胆管がんと肝転移は共に腺癌の頻度が最も高い。両者とも典型的には乏血性で遅延性に増強される腫瘤として描出されるが、非典型的な画像所見を呈する場合は、診断に苦慮することも多い。本稿では、肝内胆管がんと肝転移の画像所見および鑑別診断について、筆者らの検討を含めて概説する。(著者抄録).
137. 【IPMNの診断と治療はどう変わったか?】 診断 US、CT、MRI診断の有用性と限界は?
US、CT、MRIの膵の画像診断における利点、欠点からIPMNの画像診断でのCT、MRIの有用性と限界を概説した。経腹USでは膵全体の観察が困難であり、スクリーニングや経過観察で限定的に使用される。CT、MRIは病変の検出、質的診断から経過観察まで広く使用されており、有用性も高い。CT、MRIの診断上の限界として、壁在結節の診断と検出困難な膵癌の症例がある。また、膵管との交通が描出できない分枝型IPMNでは漿液性嚢胞腫瘍との鑑別が困難な場合がある。さらに、主膵管内の病変の進展範囲も評価困難な場合がある。(著者抄録).
138. 腎門部腫瘍に対する凍結療法の治療成績.
139. 胆嚢悪性腫瘍の画像診断.
140. 肝血管腫におけるGd-EOB-DTPA-enhanced MRI肝細胞相の意義に関する検討.
141. 稀な進展形式を呈した肛門管癌術後再発の1例.
142. 神経内分泌腫瘍の診断におけるソマトスタチン受容体シンチの初期経験.
143. 後腹膜脱分化型脂肪肉腫と類似する画像所見を呈した子宮内膜症の1例.
144. 【膵疾患の画像診断Update-診療ガイドラインを踏まえて-】 IPMN、MCN、SCN.
145. TEVAR後のエンドリークに対する経皮的直接穿刺による塞栓術の検討.
146. 術前診断が困難であったmitotically active cellular fibromaの1例.
147. 膵頭部を貫通する総肝動脈の頻度と合併する画像解剖所見.
148. 後腹膜腔に生じた腸管重複嚢胞の1例.
149. 当院における腎腫瘍に対する経皮的凍結療法の短期治療成績と安全性の検討.
150. 嚢胞性膵腫瘍の画像診断.
151. 【腸の画像診断update】 ヘルニア
<文献概要>ヘルニアには,腹腔内臓器が腹腔外に脱出する外ヘルニアと,腹腔内の陥凹や異常裂孔に腹腔内臓器が陥入する内ヘルニアがある.内ヘルニアの頻度は低いが絞扼することが多く,重篤になりやすい.内ヘルニアの診断にはCTが有用で,ヘルニア門に収束する腸間膜の脈管と,ランドマークとなる血管が診断の鍵になる..
152. 【肝の画像診断update】 肝悪性腫瘍の画像診断
<文献概要>近年の肝幹細胞および肝細胞・胆管細胞の分化の研究の進歩により,これらを由来とする肝悪性腫瘍の発生の理解がより深まっている.特に,細胆管癌,混合型肝癌,胆管形質を示す肝細胞癌や低分化肝細胞癌などの特殊な肝腫瘍では,これらの発生を理解し,正確な画像診断につなげることが重要である..
153. 【所見から進める膵腫瘤の鑑別】 嚢胞性腫瘤 主膵管との交通を示すもの
主膵管と交通する嚢胞性腫瘤として膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、貯留嚢胞、仮性嚢胞の画像所見を中心に解説した。これらのなかで膵管との交通の有無が診断上で重要なのは分枝型IPMNである。貯留嚢胞では膵管との交通の有無よりも、閉塞機転の原因としての膵癌の除外が重要である。仮性嚢胞の診断は経過が明らかな場合は容易である。一方、経過が不明な慢性仮性嚢胞では膵管との交通もわかりにくく、診断に苦慮することがある。(著者抄録).
154. 【マルチモダリティによるAbdominal Imaging 2018【臨床編】Radiomics時代を支える最新診断技術】 MRIのベネフィット&ポテンシャル 肝におけるMRIを用いたradiomics.
155. EVAR後type II endoleakに対し経皮経腹的直接穿刺による塞栓術を施行した1例.
156. Yukari Tomori, Tsuneo Yamashiro, Hayato Tomita, Maho Tsubakimoto, Kousei Ishigami, Eriko Atsumi, Sadayuki Murayama, CT radiomics analysis of lung cancers: Differentiation of squamous cell carcinoma from adenocarcinoma, a correlative study with FDG uptake., European journal of radiology, 10.1016/j.ejrad.2020.109032, Vol.128, p.109032, 2020.07, BACKGROUND AND PURPOSE: Pulmonary squamous cell carcinoma (SCC) was reported to have significantly higher histogram_kurtosis obtained by unenhanced computed tomography (CT) and a greater maximum standardized uptake value (SUVmax) determined by 18F-fluorodeoxyglucose positron emission tomography/computed tomography (18F-FDG-PET/CT) than pulmonary adenocarcinoma (AD). The first study aim was to investigate whether CT radiomics features could differentiate SCC from AD. The second aim was to investigate correlations between CT radiomics features and SUVmax. MATERIALS AND METHODS: Forty solid lung tumors
157. Ishigami K, Bolton-Smith JA, DeYoung BR, Barloon TJ., Necrotizing Fasciitis Caused by Xanthogranulomatous and Emphysematous Pyelonephritis
: Importance of the Inferior Lumbar Triangle Pathway.
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