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岩見 真吾(いわみ しんご) データ更新日:2020.06.01

准教授 /  理学研究院 生物科学部門


教育活動概要
1980年世界保健機構が天然痘の根絶を声高らかに宣言し、感染症はもはや人の手によって制御できるモノであると思い込んでいた。しかし、その後、HIVやSARS、新型インフルエンザ等が出現し、瞬く間に全世界に広がり、感染症の時代を迎えた。医療体制や防疫体制も整った2014年でさえ、西アフリカはエボラ禍に見舞われ、日本ではデング熱が流行し始めている。これらの新興・再興感染症に対しては、ワクチンはおろか、その治療法も存在しない。私達に残された手段は、表面的な症状の消失あるいは緩和を目的とする対処療法のみとなっている。しかし、人類はこのようなウイルス感染症と闘うために、ウイルス学的手法、免疫学的手法、生化学的手法、分子生物学的手法などを用いて、「ウイルス」を様々な視点から研究し、その正体や弱点を暴くことで、治療法や予防法を確立してきた。また、近年では国内外において、少数ではあるが数理科学の研究者がバイオインフォマティクス学的手法、構造生物学的手法、進化生物学的手法、数理モデル学的手法などを用いてウイルス学へ参入し、新たな研究を展開し始めている(残念ながら日本には、ウイルス感染の臨床・治験・実験データを定量的に扱える専門家がほとんど存在しない)。これらの手法を用いれば、現在の実験技術では計測不能な事柄を定量化したり、予測したりすることが可能になる。すなわち、数理科学が実験学と相補的な融合を果たすことで、従来のウイルス学では踏み込めなかった詳細で革新的な研究を展開することが可能になるのである。私は、様々な数理的手法を用いて、細胞内、細胞間、個体内、個体間のウイルス感染現象をモデリングすることに加え、臨床・治験・実験データの定量的解析を行うことで疾患プロセスの解明や治療薬・治療法の開発、政策立案等に有用な知見を理論的な立場から提案できるように学生を指導しています。また、国内外の多くの実験・臨床研究グループとの積極的な共同研究も進めています。
担当授業科目
2019年度・前期, 数理生物学演習.

2019年度・前期, 数理生物学.

2019年度・春学期, 生命の科学B.

2017年度・前期, 数理生物学.

2017年度・春学期, 生命の科学B.

2017年度・前期, 数理生物学演習.

2018年度・前期, 数理生物学演習.

2018年度・前期, 数理生物学.

2018年度・春学期, 生命の科学B.

2015年度・前期, 生命の科学B.

2015年度・前期, 数理生物学.

他大学・他機関等の客員・兼任・非常勤講師等
2020年度, 公益財団法人がん研究会 ネクストがん研プロジェクト, 客員教員.

2020年度, 京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 (ASHBi), 併任教員.

2019年度, 名古屋大学医学部, 集中講義.

2014年度, 科学技術振興機構 , 2014.10~2018.3, 兼任教員, 国内.

2011年度, 科学技術振興機構 , 2011.11~2013.3, 兼任教員, 国内.

2013年度, 東京大学大学院数理科学研究科, 2014.1.27~1.31, 集中講義, 国内.

2012年度, 広島大学数理分子生命理学専攻集中講義, 2012.7.23-7.25, 集中講義, 国内.


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