九州大学 研究者情報
発表一覧
村山 桂太郎(むらやま けいたろう) データ更新日:2021.06.12

助教 /  九州大学病院 精神科神経科


学会発表等
1. Keitaro Murayama, Tomohiro Nakao, Hirofumi Tomiyama, Sae Tsuruta, Aikana Ohno, Suguru Hasuzawa, Shigenobu Kanba, Is there abnormal functional connectivity between the cerebellum and the cerebrum networks in un-medicated patients with obsessive-compulsive disorder?, 18th International Forum on Mood and Anxiety Disorders, 2019.06.
2. 村山桂太郎, こだわりによる生活障害が著しい自閉スペクトラム症に対して森田療法的アプローチにより生活の質が向上した一例., 第37回日本森田療法学会, 2019.10.
3. 村山桂太郎, 先行刺激が不明瞭な強迫症に対して森田療法的アプローチが有効であった一例, 第36回日本森田療法学会, 2018.09.
4. 村山 桂太郎, グルタミン酸受容体機能調整作用を有する薬剤による強迫症治療への期待, 第9回日本不安症学会学術大会, 2017.03, 強迫症(Obsessive-Compulsive Disorder : OCD)の生涯有病率は1~3%といわれ、10~20歳代という小児期、青年期で発症することも多く、適切な治療を受けることが無いまま長期間経過してしまうものも少なくない。1960年代に三環系抗うつ薬であるclomipramineが本疾患の治療薬として有効であることが確認され、1990年代には選択的セロトニン取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor : SSRI)の有効性も確立された。現在ではSSRIによる薬物療法は各種治療ガイドラインにおいて認知行動療法とともにfirst lineの治療法として推奨されている。しかしSSRIによる治療に反応する症例は50~60%で、OCDには難治例が存在している事も事実である。この難治例に対し、近年では高用量SSRIに第二世代抗精神病薬を併用する増強療法の有効性が証明されつつあり、本疾患の病態生理はセロトニン神経系だけではなく、ドパミン機能の障害も推測されるようになった。
 さらに最近の研究により、NMDA受容体のアゴニストの一つであるグルタミン酸に関する知見やNMDA受容体機能調整薬に関する臨床研究の結果も集積してきている。そこで本発表では、これらの知見を中心に紹介し、OCDに対する新たな治療戦略の可能性を考えたい。
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