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著書一覧
小笠原 弘幸(おがさわら ひろゆき) データ更新日:2023.11.22

准教授 /  人文科学研究院 歴史学部門 イスラム文明史学


著書
1. 小笠原弘幸, ハレム―女官と宦官たちの世界, 新潮社, 2022.03, これまで性愛と淫蕩の場という偏見に満ちたイメージで語られてきたオスマン帝国のハレムについて、最新の研究成果にもとづき、新しい像を提供。女官・宦官・王族・小姓・唖者・小人など、ハレムの人々と制度に焦点を当てて叙述。結論部では、ハレム(後宮)とは世襲の君主制国家に必然的に要請される、厳しい管理のもと運営された厳格な組織であるという、普遍性のある結論を提示した。.
2. 小笠原弘幸, オスマン帝国 英傑列伝――600年の歴史を支えたスルタン、芸術家、そして女性たち, 幻冬舎, 2020.11.
3. 小笠原弘幸, 『オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史』, 2018.12.
4. 小笠原 弘幸, 「オスマン朝におけるヨーロッパ認識の伝統と革新-一七世紀中葉以前の北西ユーラシア観を中心に-」小澤実編『北西ユーラシア歴史空間の再構築』, 北海道大学出版会, 2016.03.
5. 小笠原 弘幸, 「史料解題 タンズィマート期・アブデュルハミト二世期に作成された歴史教科書」近藤信彰(編)『近世イスラーム国家史研究の現在』, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 2015.07.
6. 小笠原 弘幸, 秋葉淳, 橋本伸也, 『近代・イスラームの教育社会史―オスマン帝国からの展望―』(「歴史教科書に見る近代オスマン帝国の自画像」を担当), 昭和堂, 2014.11.
7. 小笠原 弘幸, 林佳世子, 小杉泰, 『イスラーム 書物の歴史』(「オスマン朝の写本文化」を担当), 名古屋大学出版局, 239-252, 2014.06.
8. 小笠原 弘幸, 『イスラーム世界における王朝起源論の生成と変容』, 刀水書房, 2014.03.

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