顎顔面の発育異常と変形症に関する基礎的・臨床的研究
キーワード:顎変形症,治療法
2001.05~2025.03.



山田 朋弘(やまだ ともひろ) | データ更新日:2021.06.10 |

主な研究テーマ
口腔がんの診断と治療に関する研究
キーワード:口腔がん,診断,治療,低酸素,GVHD
2009.05~2025.03.
キーワード:口腔がん,診断,治療,低酸素,GVHD
2009.05~2025.03.
口腔顎顔面の先天異常に関する基礎的および臨床的研究
キーワード:口唇・口蓋裂,発生,予防
1993.05~2025.03.
キーワード:口唇・口蓋裂,発生,予防
1993.05~2025.03.
顎関節の再建に関する研究
キーワード:顎関節,人工顎関節,チタン
1997.05~2014.05.
キーワード:顎関節,人工顎関節,チタン
1997.05~2014.05.
従事しているプロジェクト研究
エピジェネティクスに着眼した顎変形症の発症機構解明
2020.06~2024.06, 代表者:山田朋弘, 九州大学
顎変形症の原因は不明ながら、遺伝的要素と後天的因子からなる多因子疾患と捉えることができる。そこで申請者らは、後天的原因の一つに筋の機能異常があるとの仮説を立て、咬筋生検試料を用いた検証を行ってきた。その結果、非対称患者の偏位側では速筋であるtypeII 線維が多く、筋負荷後におこるとされる遅筋化傾向がみられるなどの知見が得られた。そこで、本研究では筋の特性に影響を与える因子として、環境・遺伝子相互作用に関連するエピジェネティックな制御機構に着目し、顎骨の変形に筋関連遺伝子のサイレンシングが関与しているかを調べる。エピジェネティックな制御機構にはDNAメチル化、ヒストンアセチル化/メチル化によるものが知られており、本研究では咬筋生検材料を用いて咬筋のマクロ的所見、筋線維のタイプに加え、網羅的メチル化解析を含め関連遺伝子の発現抑制と顎変形のパターンとを比較検討する。
本研究の成果により、筋の特性に起因する顎骨変形のメカニズムが明らかになれば、筋のエクササイズなどの機能訓練や薬物療法、食事療法などによる保存的治療法や予防的先制医療に応用できる可能性が期待できる。.
2020.06~2024.06, 代表者:山田朋弘, 九州大学
顎変形症の原因は不明ながら、遺伝的要素と後天的因子からなる多因子疾患と捉えることができる。そこで申請者らは、後天的原因の一つに筋の機能異常があるとの仮説を立て、咬筋生検試料を用いた検証を行ってきた。その結果、非対称患者の偏位側では速筋であるtypeII 線維が多く、筋負荷後におこるとされる遅筋化傾向がみられるなどの知見が得られた。そこで、本研究では筋の特性に影響を与える因子として、環境・遺伝子相互作用に関連するエピジェネティックな制御機構に着目し、顎骨の変形に筋関連遺伝子のサイレンシングが関与しているかを調べる。エピジェネティックな制御機構にはDNAメチル化、ヒストンアセチル化/メチル化によるものが知られており、本研究では咬筋生検材料を用いて咬筋のマクロ的所見、筋線維のタイプに加え、網羅的メチル化解析を含め関連遺伝子の発現抑制と顎変形のパターンとを比較検討する。
本研究の成果により、筋の特性に起因する顎骨変形のメカニズムが明らかになれば、筋のエクササイズなどの機能訓練や薬物療法、食事療法などによる保存的治療法や予防的先制医療に応用できる可能性が期待できる。.
下顎非対称患者における咀嚼筋の分子病理学的検討
2015.04~2018.03, 代表者:山田朋弘, 九州大学
下顎非対称の原因は筋の機能異常に起因する可能性が高いと思われるが,これまで同疾患の筋機能および組織学的検討に関する報告はほとんどない。顔面形態のvertical dimension と咀嚼筋の関連については欧米の研究チームでの報告があるものの本邦では報告がなく,申請者らの3 次元的解析では下顎非対称患者では非偏位側はlong face,偏位側はshort face の形態的特徴を有することから咀嚼筋の分子病理学的性状に着目した。そこで本研究では下顎非対称症例の筋生検を行い,筋線維のタイプ,筋および骨関連のマーカー遺伝子の発現の左右差を検討するとともに,顎変形症の他の評価項目との関連性を明らかにすることを目的とする。.
2015.04~2018.03, 代表者:山田朋弘, 九州大学
下顎非対称の原因は筋の機能異常に起因する可能性が高いと思われるが,これまで同疾患の筋機能および組織学的検討に関する報告はほとんどない。顔面形態のvertical dimension と咀嚼筋の関連については欧米の研究チームでの報告があるものの本邦では報告がなく,申請者らの3 次元的解析では下顎非対称患者では非偏位側はlong face,偏位側はshort face の形態的特徴を有することから咀嚼筋の分子病理学的性状に着目した。そこで本研究では下顎非対称症例の筋生検を行い,筋線維のタイプ,筋および骨関連のマーカー遺伝子の発現の左右差を検討するとともに,顎変形症の他の評価項目との関連性を明らかにすることを目的とする。.
発展途上国における口唇口蓋裂医療援助活動の効果を評価する指標
2015.02~2015.03, 代表者:南 克浩, 愛知学院大学, 日本.
2015.02~2015.03, 代表者:南 克浩, 愛知学院大学, 日本.
口蓋裂発症における酸化ストレスの関与
2011.04~2014.05, 代表者:山田朋弘, 九州大学.
2011.04~2014.05, 代表者:山田朋弘, 九州大学.
研究業績
主要学会発表等
学会活動
所属学会名
日本口腔ケア学会
日本口腔腫瘍学会
日本口腔内科学会
日本先天異常学会
日本顎顔面インプラント学会
日本口腔診断学会
日本歯科薬物療法学会
日本口腔科学会
日本口蓋裂学会
日本顎変形症学会
Asian Association of Oral and Maxillofacial Surgeons
日本口腔外科学会
学協会役員等への就任
2021.04~2022.04, 国際口腔ケア学会, 評議員.
2014.07~2016.06, 日本口腔外科学会, 代議員.
2016.04~2019.03, 日本先天異常学会, 評議員.
2018.04~2020.04, 日本口腔ケア学会, 評議員.
2017.06~2020.06, 実務委員, 実務委員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2015.11.21~2015.11.21, 第48回NPO法人日本口腔科学会九州地方部会, その他.
2015.10.16~2015.10.18, 第60回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会, その他.
学術論文等の審査
年度 | 外国語雑誌査読論文数 | 日本語雑誌査読論文数 | 国際会議録査読論文数 | 国内会議録査読論文数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2021年度 | 1 | 1 | |||
2020年度 | 7 | 7 | |||
2018年度 | 1 | 1 | |||
2016年度 | 2 | 2 | |||
2014年度 | 3 | 3 |
その他の研究活動
海外渡航状況, 海外での教育研究歴
第13回アジア口腔・顎顔面外科学会議 (ACOMS2018), Japan, 2018.11~2018.11.
ニンビン総合病院, Vietnam, 2015.02~2015.03.
受賞
優秀ポスター賞, 日本口腔外科学会, 2017.10.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2020年度~2023年度, 基盤研究(C), エピジェネティクスに着眼した顎変形症の発症機構解明:新規治療戦略への展開.
2015年度~2017年度, 基盤研究(C), 代表, 下顎非対称患者における咀嚼筋の分子病理学的検討.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2018年度~2019年度, 公益財団法人コスメトロジー研究振興財団 研究助成金, 代表, ハイブリッド相同モデルによるresult-orientedな顎顔面手術シミュレーション法の開発.


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