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梯 裕恵(かけはし ひろえ) データ更新日:2023.11.28

助教 /  歯学研究院 歯学部門 口腔顎顔面病態学講座 顎顔面腫瘍制御学分野


主な研究テーマ
樹状細胞を新機軸とした骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の病態解明と新規治療法・予防法開発
キーワード:薬剤関連顎骨壊死
2021.04~2024.03.
骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の免疫機能解析と予防治療法の展開
キーワード:骨吸収抑制薬関連顎骨壊死
2017.04~2021.03.
BRONJ モデルマウスの免疫機能解析と制御性T細胞を応用した予防治療法の開発
キーワード:BRONJ 制御性T細胞
2014.04~2017.03.
口腔扁平上皮癌におけるタンパク質分解酵素と樹状細胞の役割に関する研究
キーワード:カテプシンE, タンパク質分解酵素, 免疫療法, 口腔扁平上皮癌, 幹細胞, 樹状細胞, 白板症
2011.04~2014.03.
口腔自己免疫疾患発症における樹状細胞の役割に関する研究
キーワード:口腔扁平上皮癌、樹状細胞、上皮性異形成、ΔNp63
2008.04~2011.03.
研究業績
主要原著論文
1. Saki Tamaki, Shinichiro Kuroshima, Hiroki Hayano, Kazunori Nakajima, Hiroe Kakehashi, Akira Ishisaki, Takashi Sawase, Dynamic polarization shifting from M1 to M2 macrophages in reduced osteonecrosis of the jaw-like lesions by cessation of anti-RANKL antibody in mice, Bone, 10.1016/j.bone.2020.115560., 141, 2020.07.
2. 梯 裕恵, ゾ レドロネート投与中乳癌骨転移患者の口蓋隆起に発生した顎骨壊死2例 の治療経験  , 日本口腔内科学会雑誌, 21, 1, 2015.06.
3. Hiroe KAKEHASHI, Takao Ando, Tokutaro Minamizato, Shinichiro Kuroshima, Yuya Nakatani, Atsushi Kawakami, Izumi Asahina, Administration of teriparatide improves the symptoms of advanced bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaw: preliminary findings., Int J Oral Maxillofac Surg. 2015 Aug 21. pii: S0901-5027(15)01201-1. doi: 10.1016/j.ijom.2015.07.018. [Epub ahead of print], 2015.08, Teriparatide is a synthetic polypeptide hormone that contains the 1–34 amino
acid fragment of the recombinant human parathyroid hormone that stimulates bone
formation. Currently it is approved only for the treatment of osteoporosis. Here, we
report the outcomes of daily teriparatide injections for the treatment of bisphosphonaterelated
osteonecrosis of the jaw in ten patients. Two of ten cases dropped out due to
adverse events. Of the remaining eight cases, seven exhibited clinical improvement of
the jaw-related symptoms of osteonecrosis and the progression of the sequestration, while one case did not show any change in the symptoms. Administration of teriparatide in patients with osteonecrosis of the jaw promotes bone formation and subsequent sequestration over a short period of time. Our results suggest that adjunctive teriparatide therapy is a viable and effective option for treating osteonecrosis of the jaw..
4. Hiroe KAKEHASHI, Parotid gland myoepithelioma with remarkable cystic formation : A case report, Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology , 25, 2, 183-188, 2012.05.
5. Hiroe KAKEHASHI, Differential regulation of the nature and functions of dendritic cells and macrophages by cathepsin E., The Journal of Immunology , 179, 9, 5728-5737, 2007.11.
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 黒嶋伸一郎、梯 裕恵、澤瀬 隆, 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死と歯科治療 -Update in 2017-

, 歯界展望 , 2017.05.
主要学会発表等
1. 梯 裕恵, 薬剤関連顎骨壊死に対する保存的外科治療, 第7回冬期口腔外科臨床研究会, 2023.02.
2. 梯 裕恵, 骨粗鬆症治療と薬剤関連顎骨壊死に対する医科歯科連携, Osteoporosis Live Symposium ~医科歯科連携を考える~, 2022.05.
3. 梯 裕恵, 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死に対する医科歯科連携, 骨粗鬆症治療セミナー ~医科歯科連携を考える~, 2021.09.
4. 梯 裕恵, 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死に対する医科歯科連携, 骨転移webセミナー, 2021.05.
5. 梯 裕恵, MRONJの非侵襲的マネージメント 成功の秘訣, 第63回 日本口腔外科学会総会・学術大会 , 2018.11.
6. 梯 裕恵, ARONJ 非侵襲的治療の成功の秘訣, 第62回 日本口腔外科学会総会・学術大会 , 2017.10.
7. 梯 裕恵,松原良太,神野哲平,森山雅文,山添淳一,川野真太郎,光安岳志,大部一成,中村誠司, ARONJ を保存的外科治療でどこまで治せるか, 第71回 NPO法人日本口腔科学会学術集会, 2017.04, ARONJ に対する治療法は、病期分類に基づいた治療方針が示されてはいるものの、いまだ一定の見解はなく、近年は積極的な外科的治療を推奨する傾向にある。しかし、ARONJ 患者は癌の多発骨転移や、ステロイドの長期投与などで全身状態が好ましくなかったり、患者自身が侵襲の高い治療法を望まないことも多い。
 九州大学病院顎口腔外科では、低侵襲な保存的外科治療を主体としている。当科における保存的外科治療とは、壊死骨周囲の歯肉切除や、露出壊死骨の可及的な削除による減量で洗浄を行いやすい形態にし、含嗽でも十分な洗浄効果が得られるように管理し、腐骨分離を促す低侵襲な治療である。症例によっては抗菌薬投与や高気圧酸素療法を併用する。壊死骨や腐骨の動揺が見られたり、画像所見で腐骨の分離が確認できたら、非病変部である周囲の骨や軟組織は掻爬せずに腐骨除去のみを行う。これを繰り返すことで残存骨は粘膜上皮に被覆され、周囲の骨を掻爬することなく治癒することが期待できる。本治療法は局所麻酔下に行うことができ、全身麻酔の設備がない施設や、歯科医院でも可能な処置である。治療成績としては、全体の約9割が良好に経過しており、治癒症例の約6割が1年以内に治癒していた。両側に及ぶ症例や大きな腐骨を除去した症例、病的骨折を起こした症例にも有用であった。
 ARONJ 治療を行うにあたって最も大切なことは、緊密な医科歯科連携である。患者の全身状態を把握し、骨吸収抑制薬の休薬を行うか否かなどの適切な連携を取り、病変の拡大やステージ悪化を予防することが強く望まれる。
 本レクチャーでは、腐骨除去のみに徹する当科での保存的外科治療の現状と治療のポイント、臨床的検討についてお話し、実際の臨床現場での一助となることを切に願う。.
8. 梯 裕恵, 松原 良太, 神野 哲平, 森山 雅文, 山添 淳一, 川野 真太郎, 光安 岳志, 大部 一成, 中村 誠司, ARONJの新たな医科歯科連携 ARONJを保存的外科治療でどこまで治せるか, 第71回 NPO法人日本口腔科学会学術集会, 2017.04.
9. 梯 裕恵, 新井 伸作, 川野 真太郎, 光安 岳志, 大部 一成, 中村 誠司, 保存的治療を行った薬剤関連顎骨壊死症例に関する臨床的検討
A Clinical Study of Conservative Treatment for Medication-Related Osteonecrosis of the Jaw, 第61回 日本口腔外科学会総会・学術大会, 2016.11, 【緒言】薬剤関連顎骨壊死 (以下MRONJ )に対する治療法は,いまだ一定の見解はない.当院では腐骨分離を目指した積極的なデブリードマンと局所洗浄,壊死骨削合,抗菌薬投与による保存的治療を主体としている.今回我々は,保存的治療を行ったMRONJ症例について臨床的検討を行ったので報告する.【対象】2004年10月から2013年12月に当院を受診し,MRONJとの診断を得て保存的治療を行い,2年以上経過が追えた76症例.【結果】使用薬剤は全例ビスフォスフォネートであった.治癒症例は52例で,10例が治療継続中,14例が治療途中で死亡していた.治癒症例の内訳は,年齢:46-88歳 (平均73.8歳),性別:男性7例,女性45例.病期分類はStage 2が最も多く38例で,原疾患は原発性骨粗鬆症30例,悪性腫瘍骨転移8例,続発性骨粗鬆症7例,多発性骨髄腫6例,その他1例であった.ゾレドロネート,ミノドロネートといった骨吸収抑制相対力価の高い薬剤を使用している症例は19 / 37例(51.4%),ステロイド剤内服や糖尿病,悪性腫瘍などのリスクファクターがある症例は28 / 49例(57.1%)であった.治癒までに要した日数は,平均542.3日であった.【結論】保存的治療はStage進行例や骨吸収抑制作用の強い薬剤を使用している症例,リスクファクターがある症例においても有用であると考えられた..
学会活動
所属学会名
日本口腔外科学会
日本抗加齢医学会
日本口腔科学会
日本口腔内科学会
日本口腔インプラント学会
日本顎変形症学会
日本顎関節学会
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2017.04.26~2017.04.28, 第71回 NPO法人日本口腔科学会学術集会, シンポジスト.
2015.10.16~2015.10.18, 第60回 日本口腔外科学会総会・学術大会, シンポジスト.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2021年度~2023年度, 基盤研究(C), 代表, 樹状細胞を新機軸とした骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の病態解明と新規治療法・予防法開発.
2017年度~2021年度, 基盤研究(C), 代表, 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の免疫機能解析と予防治療法の展開.
2014年度~2016年度, 基盤研究(C), 代表, BRONJ モデルマウスの免疫機能解析と制御性T細胞を応用した予防治療法の開発.
2011年度~2013年度, 基盤研究(B), 代表, 口腔扁平上皮癌におけるタンパク質分解酵素と樹状細胞の役割に関する研究.

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