九州大学 研究者情報
発表一覧
前田 愛子(まえだ あいこ) データ更新日:2022.06.23

助教 /  九州大学病院 麻酔科蘇生科


学会発表等
1. 山本 美佐紀, 前田 愛子, 井ノ上 有香, 篠塚 翔, 中山 昌子, 山浦 健. , 胸腔鏡下手術後の慢性難治性疼痛に対して透視下Th1経椎間孔硬膜外ブロックが有効であった一例. , 日本ペインクリニック学会第1回九州支部学術集会, 2022.02.
2. 中山 昌子, 山本 美佐紀, 前田 愛子, 井ノ上 有香, 篠塚 翔, 近間 洋治, 山浦 健. , 塩味の味覚障害を伴った肢端紅痛症に対して交感神経ブロックを施行した症例. , 日本ペインクリニック学会第1回九州支部学術集会, 2022.02.
3. 井ノ上 有香, 中山 昌子, 前田 愛子, 近間 洋治, 篠塚 翔, 山本 美佐紀, 山浦 健. , 胸骨正中切開後に発症した両側上肢の複合性局所疼痛症候群に対して集学的疼痛治療を行った一症例. , 日本ペインクリニック学会第1回九州支部学術集会, 2022.02.
4. 中山 昌子, 前田 愛子, 井ノ上 有香, 山本 美佐紀, 松下克之, 白水和宏, 山浦 健, 思春期発症のCRPSの1例. , 日本ペインクリニック学会第55回大会, 2021.07.
5. 篠塚 翔, 前田 愛子, 中山 昌子, 井ノ上 有香, 山本 美佐紀, 松下克之, 白水和宏, 山浦 健, 帯状疱疹関連痛により心不全の急性増悪をきたした患者の疼痛治療の経験., 日本ペインクリニック学会第55回大会, 2021.07, 【はじめに】帯状疱疹による疼痛により心不全増悪をきたした患者の疼痛治療を経験した.【症例】60歳代の女性.4ヶ月前に心臓サルコイドーシスと診断され,ステロイド治療開始したところ右C4, 5領域の帯状疱疹を発症した.近医で抗ウイルス薬と鎮痛薬内服による治療を行ったが強い痛みが持続した. 帯状疱疹発症から3週間後に近医でSpO2低下を指摘され当院循環器内科へ救急搬送された.意識レベル低下もあり人工呼吸管理となった.疼痛制御のためフェンタニル持続静注を開始し,人工呼吸器離脱後は神経ブロックを併用した.神経ブロックにより呼吸状態が悪化した際は随時BiPAP管理行った.神経ブロック開始から2週間後に疼痛の程度は半減しフェンタニルは漸減後貼付剤に変更した.【考察】心不全患者では疼痛による交感神経賦活化により容易に急性増悪を来す.本患者に対する強化された疼痛治療は心不全改善にも有用であったが,神経ブロックによる横隔神経麻痺を生じることもあり,呼吸補助も考慮しながら管理することが重要であると考えられた..
6. 坂本 英治, 津田 緩子, 安野 広三, 前田 愛子, 藤田 曜生, 岡澤 和哉, 永富 祐太, 須藤 信行, 細井 昌子., 家族との葛藤が影響していた口腔顔面痛に対して歯科と心療内科の連携が奏功した一例, 日本慢性疼痛学会第50回大会, 2021.03.
7. 近間 洋治, 前田 愛子, 山田 千晶, 中山 昌子, 山浦 健 , 交通外傷による全型腕神経叢損傷後の難治性慢性疼痛に対して経椎間孔ブロックが著効した1症例, 九州ペインクリニック学会, 2021.02.
8. 西ヶ野 千晶  前田 愛子  中山 昌子  山浦 健 , 脊髄損傷後の難治性慢性疼痛に対して高頻度脊髄刺激療法が奏功した1症例, 日本ペインクリニック学会, 2020.10.
9. Sayaka Sugibe, Aiko Maeda, Sho Shinotuka, Ken Yamaura , Brachial plexus block improved refractory pain due to intraoperative position-related nerve injury: a case report., The 38th kyushu Pain Society Meeting, 2020.02, Background: Peripheral nerve injury is a significant perioperative complication. Brachial plexus injury happens to occur as a result of inappropriate traction or compression of the brachial plexus in association with the forced intraoperative neck-arm position. We report a case of intraoperative position-related brachial plexus injury, whose symptom was improved by brachial plexus block.
Case description: A 23-years-old man underwent thoracoscopic resection for an anterior mediastinal tumor. It took 8 hours under the right prone position with his left arm fixed at the shoulder height and his neck slightly extended. Immediately after the surgery, the patient complained of severe pain with paralysis and numbness of left upper extremity. Magnetic resonance neurography showed swollen brachial plexus probably due to inflammation. According to the onset and image findings, it was diagnosed as brachial plexus injury. His symptoms were not improved by conservative treatments including medications (mecobalamin, pregabalin 300mg/day, tramadol 200mg/day). He was referred to our pain clinic 50 days after surgery. He presented with severe pain from the left forearm to the thumb, in which the pain score was 8 out of 10. We decided to perform the ultrasound-guided brachial plexus block (1% mepivacaine + dexamethasone 3.3mg) to control the inflammation. After the five times blocks, although the numbness remained, the pain score of his left upper extremity was improved to 0.
Conclusions: Brachial plexus block could improve intraoperative position-related refractory pain possibly by amelioration of the injured nerve inflammation.
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10. Aiko Maeda, Hiroaki Shiokawa, Sumio Hoka, Ken Yamaura , Spinal Cord Stimulation Improved Motor Dysfunction in Two Patients with Complex Regional Pain Syndrome.
, 11th congress of the European Pain Federation EFIC, 2019.09, Background: Complex regional pain syndrome (CRPS) is a painful condition that most often affects one limb with various other symptoms such as changes in skin color and nail growth, muscle atrophy, and stiffness of affected joints. CRPS patients suffer from intractable pain as well as severe functional impairment, which deteriorate the quality of life. Several therapeutic modalities such as physical therapy, rehabilitation and medications have been reported to be effective for CRPS. Spinal cord stimulation (SCS) is also listed as a choice of treatment for refractory CRPS. It has been shown that SCS provides a tingling sensation in the painful area leading to pain relief, but there is a lack of enough information regarding the effect of SCS on functional improvement.
Method: we report two cases of CRPS, whose functional impairment could be satisfactorily improved by SCS.
Result: Case 1: A 44-year-old man suffered from CRPS at the right upper limb for two years. He could only slightly move his right hand due to stiffness of the joints. After SCS implantation at the cervical cord, the movement has improved and his right grip strength has significantly increased. Case 2: A 62-year-old woman developed CRPS at the left lower limb two years ago. She had marked disturbance on walking due to bone demineralization and muscle atrophy. After SCS implantation at the thoracic cord, her lower limb function has significantly improved until she could walk.
Conclusions: SCS trials would have a possibility to ameliorate the motor dysfunction of CRPS.
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11. 井手 朋子  谷口 純 彬 前田 愛子  松下 克之  白水 和宏  山浦 健 , スプリングガイドカテーテルによる硬膜外神経剥離術後に膀胱直腸障害をきたした1例
, 九州麻酔科学会, 2019.09.
12. 冨永昌周, 前田愛子, 塩川浩輝, 外須美夫, 山浦健, 上下腹神経叢ブロックが有効であった難治性膀胱炎の一症例, 日本ペインクリニック学会第51回大会, 2019.07, 難治性慢性膀胱炎による排尿時下腹部痛に対し,上下腹神経叢ブロック(SHPB)が有効だった症例を経験したので報告する.【症例】53歳女性.現病歴:糖尿病治療のためSGLT2阻害薬を開始した.副作用である感染性膀胱炎を繰り返した後に無菌性難治性膀胱炎となり排尿時痛を生じていた.泌尿器科で治療を行ったが根治が見込めず,疼痛治療目的で当科紹介受診となった.初診時現象:排尿時から排尿後に著しい痛み(数値評価スケール:NRS9程度)と頻尿を来しており生活の質(QOL)を著しく低下させていた.経過:薬物療法では疼痛制御困難であったが,硬膜外ブロックで一過性の効果を得た.神経破壊薬を用いたSHPBを施行後より痛みはNRS3程度となり,頻尿も改善した.【考察】難治性膀胱炎は根治的治療に難渋することがあり,時に症状改善のため膀胱摘出などの侵襲治療が考慮される.一般にSHPBは骨盤内臓などのがん性疼痛に施行され,良性疾患では報告例が少ない.しかし比較的安全性が高く,手術より低侵襲であることから,疼痛により著しくQOLが低下した難治性膀胱炎症例では施行を考慮するべきであると考える..
13. 谷口 奈美, 前田 愛子, 荒木 建三, 塩川 浩輝, 辛島 裕士, 発性三叉神経痛・舌咽神経痛を若年で発症した1症例., The 37th kyushu Pain Society Meeting, 2019.02.
14. 井手 朋子 島内 司  安藤 太一  前田 愛子  藤吉 哲宏  秋吉 浩三郎 辛島 裕士 , 生体肝移植手術中の血清Na濃度上昇により浸透圧性脱髄症候群を生じた一例
, 九州麻酔科学会, 2018.09.
15. 永松 華奈子,前田 愛子,冨永 昌周, 藤吉 哲宏,秋吉 浩三郎,辛島 裕士, 縦隔腫瘤による重症呼吸不全に対して緊急腫瘤摘出術の麻酔管理を行った小児の1症例, 九州麻酔科学会, 2018.09.
16. 前田愛子, 痛みの治療最前線
腰下肢痛の原因と治療, 慢性疼痛セミナー, 2018.09.
17. 前田愛子、新井千晶 八木知佐子 諸橋徹  本山嘉正  塩川浩輝  外須美夫, 腰部脊柱管狭窄症に対する脊髄刺激療法の短期効果判定に下肢運動機能測定を行った4症例, 日本ペインクリニック学会, 2018.07, 腰部脊柱管狭窄症(LSCS)は、主に加齢性変化による脊髄馬尾神経の圧迫や血流不全から下肢症状を呈す疾患である。安静時には症状が軽快する事が多く脊髄刺激療法(SCS)試験刺激中の効果判定が難しい。我々は2016年より下肢痛に対するSCS施行症例に試験刺激期間中の下肢運動機能測定を行っている。そのうちLSCSは4例でその全例で運動機能改善が得られたので報告する。症例:57-85歳のLSCS、女性1例、男性3例。術前及び手術7日後に下記の運動機能測定と痛みの評価を行った。結果:SCS試験刺激によりTimed Up & Go Test(TUG)は41-86%に短縮、10m歩行時間は47-84%に短縮、歩行距離テストは2.0-3.7倍に延長した。痛みの強さは1例で50%以上、2例で25%以上の軽減、1例で変化がなかった。考察: TUGや10m歩行時間は遷延例ほど短縮率が大きく、間欠性跛行の短縮例ほど歩行距離は相対的に延長した。この効果は神経への血流改善も大きく関与すると考えた。LSCS患者の運動機能測定は、患者本人と家族や医療者がSCSの効果を共有できる客観的評価法として有用である可能性がある。.
18. 新井千晶、前田愛子、八木知佐子、諸橋徹、塩川浩輝、外須美夫, 植込型LVAD挿入術後の疼痛コントロールに難渋した2症例, 日本ペインクリニック学会, 2018.07, 左心補助人工心臓(LVAD)は高度に左心機能が低下した患者に対し、心移植までの期間
、ポンプ機能を代替する生命維持装置である。植込型LVADはポンプ本体を横隔膜上に
留置することで日常生活が可能となる。当院では2008年から60例以上の植込型LVAD挿入術を施行している。そのうち、術後の疼痛コントロールに難渋した2症例について
報告する。症例1:47歳、男性。X-11年に拡張型心筋症(DCM)と診断され、X-2年に植
込型LVAD挿入術を施行した。X-1年よりドライブライン感染に対し創部洗浄を繰り返
し、X年4月、機器挿入部である左胸部痛を主訴に当科受診した。オピオイド、プレガ
バリンの内服と、機器による圧迫部を緩衝材で除圧することで痛みは大幅に改善した
。症例2:29歳、女性。X-17年にDCMと診断され、X年1月に植込型LVAD挿入術を施行した。翌月、機器挿入部の左側胸痛を主訴に当科受診した。フェンタニル持続静注により体動が可能となった。結語:植込型LVAD挿入は感染や胸部圧迫により非常に強い痛
みを生じることがある。リハビリテーションを促進するためにも専門的な疼痛コント
ロールを要することがある。
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19. 諸橋 徹 、塩川 浩輝 、前田 愛子、八木 知佐子、外 須美夫, 遷延性術後痛に対し神経根パルス高周波法が有効であった2症例, 日本ペインクリニック学会, 2018.07, 【緒言】遷延性術後痛は、全術式の約10~50%に発症するとされ、日常生活動作(以下ADL)が著明に低下することもある。近年、神経障害性疼痛に対する末梢神経へのパルス高周波法(以下PRF)の有効性が報告されている。今回、難治性の遷延性術後痛2症例に対し、神経根へのPRFを施行したところ、痛みの軽減とADLの著明な改善を認めたので報告する。
【症例1】68歳、男性。7年前に前立腺癌に対し摘出術を施行後、両鼠径部の張るような違和感及び痛みを認めていた。薬物療法や内臓神経ブロックで痛みは軽減せず、体表の末梢神経ブロックでは効果は一過性であった。胸腰部神経根PRFを施行後、数カ月間にわたって痛みが軽減し、趣味であるゴルフを再開することが可能となった。
【症例2】52歳、女性。3年前に膵胆管合流異常に対し、空腸胆管縫合術を施行後、慢性的な腹痛を認めていた。肋間神経ブロックや薬物療法では若干の痛みの軽減を認めるのみであった。胸部神経根PRFを施行したところ、痛みの軽減とADLの改善が認められた。
【結論】PRFは遷延性術後痛に対して有効な治療法となりうることが示唆された。.
20. 前田 愛子, 浅田 雅子, 電解質異常を合併した眼部帯状疱疹の2症例, 日本ペインクリニック学会, 2017.07, 症例1:75歳女性。左眼部帯状疱疹発症後、パラシクロビルを内服したが痛みが強く、当科入院となった。鎮痛薬投与により痛みは改善した。入院中、全身倦怠感、食欲低下がみられ、血清ナトリウム値(119 mEq/L)、血清カリウム値(2.6 mEq/L)、血清浸透圧の低下と尿中ナトリウム排泄の上昇が認められた。水分制限と塩化ナトリウム、グルコン酸カリウム投与で電解質異常は改善したが、退院後も電解質補充が必要であった。症例2:74歳男性。右眼部帯状疱疹発症後パラシクロビルを内服したが痛みが強く当科入院となった。鎮痛薬投与と神経ブロックで痛みは改善した。入院中、血清ナトリウム値(127 mEq/L)、血清浸透圧の低下と尿中ナトリウム排泄の上昇を認め、水分制限で電解質異常は改善した。両症例ともに中枢神経や肺疾患はなく、甲状腺、副腎機能に異常はなかった。過去の文献では、帯状疱疹に伴う電解質異常は薬剤性、帯状疱疹ウイルスによる中枢神経系への影響が推測されており、頭部、胸部、汎発性帯状疱疹の報告が多いようである。非常に稀な合併症であるが、帯状疱疹治療中は電解質異常を来す可能性を念頭に置く必要がある。.
21. 前田愛子 八木知佐子 塩川浩輝 外須美夫, 巨大デスモイド腫瘍患児の腹痛に対して内臓神経ブロックを行いオピオイド減量が可能となった1症例., 九州ペインクリニック学会, 2018.02, 症例は18歳,女性.3年前に家族性大腸ポリポーシス,腹腔内デスモイド腫瘍と診断された.デスモイド腫瘍増大に伴い膵炎を繰り返し,その度に対症療法が必要であった.膵炎による腹痛に対して17歳時よりオピオイド治療が導入された.X年9月より腹痛が増悪し入院加療となった.オピオイドを増量しモルヒネ250mg/日の持続静注でも痛みのコントロールが不良となり当科紹介受診となった.局在不明瞭の心窩部痛があり,0.125%レボブピバカインの硬膜外持続注入により痛みの改善が得られた.その後,鎮静下に内臓神経ブロック(95%エタノール使用)を行い,オピオイドの減量と経口摂取が可能となり退院した.
デスモイド腫瘍は家族性大腸ポリポーシスに随伴する良性の腫瘍であるが,小児例は非常に稀で標準的治療法はない.本症例は化学療法抵抗性で増大の速い巨大な腫瘍により,腹腔内が占拠され,切除不可能である.今後も化学療法を継続しながら対症療法を行う必要がある.生活の質を維持するために小児良性腫瘍の症例でもオピオイド抵抗性の痛みに対して内臓神経ブロックは良い適応であると考えられる.
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22. 前田愛子, 幻肢痛・断端痛と脊髄刺激療法, SCS トラブルシューティングセミナー, 2017.10.
23. 前田 愛子, 痛みの病態生理と治療, 福岡県薬剤師会緩和ケアセミナー, 2018.05.

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